自分への愛情のかけ方

生活の知恵的な体調管理

年末の寒波対策

今日は12月29日。

いよいよ今年も終わりに近づいています。

今日は診療はお休みでした。

一年の薬の棚卸しで締めくくりです。

往診のカバンや薬箱の中味もチェックを受けます。

コロナウイルス感染に向け免疫力アップの助けにもなる漢方を年末すれすれに取り寄せました。

前の記事に書いた当帰四逆加ごしゅゆ生姜湯(ツムラ38)もふくめ数種類。

生姜もいつもの量より多めに買い込みました。

くずゆにして楽しみます。

 

今年の年末は大寒波が来るから、

水道管の修理をお願いしていたおじさんが、

仕事始めまで水道を止めておくほうが良いと教えてくれました。

 

除雪は覚悟していますが、

水道管破裂になると目も当てられません。

一度経験しているので戦々恐々です。

 

さて話は変わりますが、

満洲に出征して帰られた90代のお父さんがみえました。

息子さんと一緒です。

おひとりの時は少し寂しそうな表情のことが多いのですが、

この度は満面の笑顔です。

歩き方にも安定感がありました。

お元気ですねーとお話を聞いていましたが、

薪ストーブに電気毛布に、脱水を引き起こす要素がたんと出てきてしまいました。

ずいぶん昔から水なんか。。。と言われている方でした。

喉の渇きがないと積極的には水分摂取をしてもらえませんでした。

 

しかし、

 

満洲から引き上げて来られた方です。

水を飲むことぐらいへっちゃらなはずです。

 

満洲は本当に寒かったと言葉数少なですが、

向こうにいかれたときの、

お話をしてくれました。

 

家族にはそれまで話したことがなかったそうです。

息子さんが初めて聞いたなあと驚かれていました。

 

物静かなお父さんですが過酷な状況下で生き延びることに関しては大先輩、大先生です。

やはりここは水なんかと言わずに、

根性のあるところ見せていただきたいとお話してお別れしました。

とっても可愛らしい笑顔で頑張ると言ってもらえました。

 

ほうじ茶や麦茶の暖かいものでノンカフェインの飲み物を、

起床時、朝ごはんのとき、午前の10時ごろ、お昼、午後3時、夕食、入浴の前後どちらかで、

一日に7回チャンスがあります。

 

コップ一杯200cc✖️7=1400cc(=約1500cc)

 

汗をかかなくても一晩電気毛布つけっぱなしの方や、

自宅にいる間こたつに入りっぱなし、床暖の方はこのぐらい必要です。

 

今すぐにはトラブルがなくても、

十分な水分の摂取量がない状態が続くと、

お正月の黒豆を作る時と同じです。

 

くつくつ煮込んでいる間に少しずつ蒸発が起こります。

さしみずしないとシワシワです。

 

目覚めたら手が動かないそら救急車だということに、

寒い1月末から2月に起こってくる可能性が高くなります。

寒い時にも脱水に注意してくださいね。