行ってみたくても行けないところがたくさんあります。
今はそんな人の代わりに旅行の記録を流してくれるYOUTUBEがたくさんあります。
一人旅でキャンプしながらの旅を見つけて、
一人飯の豪快さや美味しそうだなとみているのですが、
ここで困ったことに気がつきました。
美味しいひとり飯にはいつもビールがお供。
美味しそうにプシュッと蓋を開けながら食べるひとり飯は、
とても美味しそうに見えます。
旅行の時はぞんざいにされがちな野菜と水分(ノンカフェイン系)。
旅行の時だけと心配せずにみていればいいんですが、
これを続けていると痛風や結石になりやすい素地が作られていきます。
ずいぶん昔に、関西の方から見えた大型トラックの運転手さんが、
尿路結石で痛くて仕方ないからどうにかしてくれと飛び込んできたことがありました。
痛みは軽減できても結石が排出されない限りは痛みが続きます。
運転どころではない状態ですよと、入院施設のある近隣の病院に紹介した覚えがあります。
痛みを抱えながらの運転ほど怖いことはありません。
トラックの運転は時間が勝負です。
食事をすると眠くなるからあんまり食べないとか、
簡単に食べられるインスタント系が多いとか、
社会を支えている現場のかたたちが病気になりがちな食生活をしているのは、
日頃の診療からも感じていました。
(トラックの運転手さんにはもう一つ睡眠時無呼吸症候群という病気も密かに隠れていたりします。
ずいぶん前の遠距離バスの事故で大きく報道されてこちらは病名を知る方が増えました。)
ご縁のある方には気をつけてくださいと栄養指導しています。
トイレに行く回数を少なくするために、
仕事や状況に合わせて水分摂取量が少なめになることが多いです。
その上に美味しいお酒やビールにコーヒーは利尿効果が抜群です。
飲んでいいんです。
でも毎回毎回それだけだとどこかで困ったことが起きやすくなります。
健康な時は最悪のことは考えません。
医療従事者は自分は健康でも最悪な状況に陥った方を見ざるをえないために、
要らぬ心配をしてしまうのでしょう。
ベッドで横になって点滴打ちながらあーしておけばよかったとか、
こうしておけばよかったとか考える時間も病気になったからこそ味わえる醍醐味かもしれません。
でも体内で作られた石の排出は結構な痛みを伴います。
たまたまこちらを読んでいただいて痛みに弱いかたは、
水分、野菜をこまめに食べるようにしてみてください。
カフェイン系やアルコールも適度にしてみてください。