本屋さんの絵本のコーナーに行くとまだガンバッテいるか確認する本があります。
実物そのままの美味しそうな果物を「はい、どうぞ。」と目で食べさせてくれる楽しい絵本。
同じものは残念ながらありませんでした。
長男がまだ3歳ぐらいのとき、38度台の熱を出しました。
いつものバクバク食べる食欲もなく、
ぐずり眠らず仕事が明日も通常通りの私は泣きそうになっていました。
その時お布団のそばにあった果物の本を広げて読んでみたところ、
熱があるのに、咳こんこんしてるのに、笑ってくれたではありませんか。
もともと食いしん坊の長男です。
はいどうぞと読みながら絵本の果物を差し出すフリをしながら口元に運ぶと、
仮もぐもぐしてくれる心の余裕が少しだけ生まれました。
口をへの字にして泣いていたのに、額に冷えピタはりながらの笑顔。
一冊読み終えたときにお水を飲み、寝付いてくれました。
この時ほど絵本が神様に見えたときはありません。
綺麗な果物はクレヨンで埋め尽くされ見た目は汚くなってしまいましたが、
その時の気持ちを忘れないように保存してあります。
今回本屋さんで見つけたのはその仕掛け絵本版です。
もしよかったら子供さんにお孫さんに購入してあげてみてください。
果物つながりで無理やりリンゴを結びつけました。
下準備さえすれば簡単においしいケーキが出来上がりです。
大原照子さんのレシピ:
材料:
A 薄力粉・・・100グラム
ベーキングパウダー・・・小さじ2
塩・・・少々
Aの材料は混ぜ合わせてふるう
シナモン・・・小さじ1
無塩バター・・・80グラム(室温において柔らかくする)
砂糖・・・100グラム
卵・・・2個
紅玉リンゴ・・・小1個(160グラム)
パイナップル(缶詰)・・・スライス2枚
クルミ・・・50グラム
型にに塗るサラダ油・・・少々
作り方:
1.オーブンを180℃にセットし、型にサラダ油を塗る。
リンゴ(皮はむく)、パイナップルは5ミリ角、クルミは粗みじんに切る。
2.バターをボウルに入れ、ハンドミキサーでクリーム状にし、砂糖を三回に分けて加え混ぜる。
3.割りほぐした卵を加えて混ぜる。
4.ふるった粉(A)の半量をスプーンで加えてざっと混ぜる。
5.残りの粉と1の具を混ぜ合わせ、二回に分けて加える。
6.スプーンで手早く切るように混ぜ、型に流してオーブンの中段で35~40分焼く。
見た目はつつましやかですが、何度も作りたくなる味です。
ただバターと砂糖。
オリーブオイルに変えてみたり、ラカントに変えてみたりしてみましたが、
基本の味にはどうしても負けてしまいます。
ときどきご褒美的に作ることで解消していたきらいがあります。