健康の指標として用いられている終末糖化産物。
健康オタクの方ならすでにご存知だとおもいます。
過疎地だしそんな高い検査だし測定する人はいないだろうとみてみぬふりをしていましたが、
やはり好奇心には打ち勝てず試してみることにしてみました。
まず最初に糖化度のチェックリストです。
1)早食いである。
2)朝ごはんは食べない。
3)定食はご飯から食べる。
4)喫煙している・していた。
5)アルコール類を飲む。
6)野菜はあまり食べない。
7)果物をたくさん食べる。
8)パンや麺類を良く食べる。飲んだ後にラーメンを食べる。
9)丼物を選ぶ。
10)甘い物(お菓子)を良く食べる。スナック菓子を良く食べる。
11)清涼飲料水を良く飲む。
12)揚げ物を良く食べる。
13)糖尿病家系である。
以上の項目に多く当てはまる方は要注意です。
AGEs(以下終末糖化産物はこのように書きます):
年齢との相関性が高い。不可逆性も高い。故に体内の老化の進み具合を捉えている。
食べ物や飲料から入ってくる糖質が、体内のコラーゲンなどの色々なタンパク質に付着して、体内での糖化が始まる。
例)弾力性のあるコラーゲンが糖化を受けると堅く弾性を失う。
血管が糖化を受けると血管が堅く動脈硬化の原因となる。
骨のコラーゲンが糖化を受けるとカルシウムやマグネシウム、リンなどのミネラルが骨につくことができなくなる。骨量や骨質の低下から骨折しやすくなる。
AGEsを増やさないためには?
(1)糖質の摂り過ぎ、高血糖の累積が血糖の乱高下に注意しましょう。
食後高血糖を防ぐには、次の8つのことが重要です。
1)最初に野菜をしっかりとる。
2)ゆっくりよく噛んで食べる。
3)野菜、きのこ、海藻をたっぷりとる。
4)食後に運動をする。
5)炭水化物を取り過ぎない。
6)食後のお菓子や果物を空腹時や食前に取るようにする。
7)お酢やレモンを用いて血糖値の上昇をおさえる。
8)丼物や麺類は食後高血糖を起こしやすいのでなるべく避ける。
(2)活性酸素を作り出しすぎない。抗酸化力を高く維持する。
活性酸素を大量に作り出すものとして、
喫煙、飲酒、精神的ストレス、過度な疲労、有害金属蓄積、紫外線、放射線、排気ガス、大気汚染、農薬、多くの医薬品、激しい運動、睡眠不足、偏食、暴飲暴食、肥満、痩せすぎなど。
(3)食べ物から入って来るAGEsを少しでも減らすための調理方法を知る。
揚げ物、加工品が外因性のAGEsです。
強い火力や調理時間が長いほど食品中のAGEsは増えていきます。
酸化した油は糖化反応を促進します。
揚げ物や炒め物、焼いて食べるものは避けられるなら避けていくようにしましょう。
電子レンジでの調理や温め直しも良くないそうです。(汗)
*調理法のアドバイス*
焼肉を食べたいならしゃぶしゃぶに!
餃子を食べたい時は水餃子!
炒め物は蒸し物に!
パンを食べたいと思ったら五穀米屋おしむぎたっぷりのご飯に!
(なかなか努力を要する部分です)
*抗糖化食品*
糖化を防ぐ食材や素材には次のような物があります。
ブロッコリースプラウト、舞茸、ノニ(確か苦ーいんですよね)、レモン、
オクラ、ドクダミ、カッミール、ひし、マンゴスチン、アーモンド、ぶどうの葉、甜茶など。
毎日のことなのでお座なりになりがちですが、
残り物当番のお母さん、この罠に陥っていませんか?
コロナ以前には働き盛りの男性に当てはまることの多いチェック項目です。
今すぐには効果は出てきませんが、時は金なり。
少しずつ元気で楽しい時を過ごすために、
小さなできることからやってみていきましょう。
ちなみにAGEsを測定する検査ききはAGE Scannerと言います。
セリスタ株式会社さんのHPで現物を見ることができます。
一応試してみた結果ですが、
(日頃皆さんに口煩くいってる立場上、
大丈夫かなと心配しつつ受けましたが、)
実年齢よりなんと10歳以上少なめに測定値を出してくれました。
従業員のみんなとドキドキしながら測定してみた今日の午後でした。
地道な努力はどこかで報われるという気持ちも持てました。
しかしお料理方法のレパートリーが少なくなるなあ。
そんな時は調味料の使い方を研究していきましょう!!