自分への愛情のかけ方

生活の知恵的な体調管理

癌が嫌う5ヶ条

昨夕はズームセミナーがありました。

岐阜県で開業されている外科医船戸先生の、

癌が消えていく生き方というものです。

 

船戸先生は癌をメスだけでは倒せないという結論に至ってから、

癌になりやすい日常生活を改善していく足場として、

リボーン洞戸という色々な状況にあるかたのリトリートの場を提供されています。

人間の体は全てを知っていて、

本当は今どうしたいのか耳を傾ける自分を信じる余裕があると、

どんな病気も怖くない。

癌は注意を促している存在。

自然に治る力を本来は人間は持っているという軸を持って、

仕事に偏りがちな日常生活のあり方を注意されていました。

 

若くして仕事で無理をして癌になる方がおおいとのこと。

私が日頃見ている患者さんの層とはだいぶ違いますが、

お話を聞いていくうちに、

対象は異なるけど同じこと(日常生活のあり方)を訴えられていると思いました。

 

先に癌が嫌がる5つの生活習慣を揚げていきましょう。

1、睡眠

2、食事

3、運動

4、加温

5、笑い

それぞれ必要な項目です。

 

睡眠中に毎日たくさん生まれる癌細胞が処理されていきます。

睡眠時間が不足しているのが常だと、

処理が追い付かずに腫瘍化していきます。

処理する時間=治療する時間になります。

抗癌剤で腫瘍が消えても、また元の睡眠時間の少ない生活に戻り転移が見つかったりする場合が少なくないそうです。

癌になりやすい日常生活の習慣を見直す必要があります。

一番良いのは同じ時刻に眠り、同じ時刻に起きること。

6時間は睡眠時間をとること。短すぎても長すぎてもいけません。

 

食事はいつもこちらでタンパク質云々お伝えしていますが、

赤身肉に含まれる鉄分は酸化を促す触媒となり、

貧血でない方以外は食べ過ぎに注意だそうです。

私の患者さんは基本的に貧血気味やお肉をあまりにも食べない傾向の方が多いのでつい力説してしまいました。

反省です。

その人(相談者)の状態を見てからでないとその人に適切なことは言えません。

癌の細胞は糖質が大好きです。

正常細胞の4〜8倍もの糖分を必要とします。

糖質はできれば減らしたほうが良いのです。

糖質には甘いものと甘くないものとがあります。

甘いもの=お菓子、甘くないもの=デンプン(おこめや芋類)ですが、

ストレスがあると甘いものに依存しがちになります。

精製されていない黒糖やオリゴ糖、蜂蜜、メープルシロップなどを基本使うようにして、

玄米、雑穀、全粒粉など未精製のデンプンを選ぶようにしましょう。

もちろん量も全体的に腹八分になるくらいが消化管に負担がかかりません。

癌が苦手とする食材は、

緑黄色野菜、根菜、海藻類、きのこ類、豆類、発酵食品です。

これらは天然の抗癌剤と言ってもいいくらいです。

基本的には、野菜は湯通ししたものが抗酸化作用が高いです。

ファイトケミカル(抗酸化物質)の活性が高まるからです。

 

船戸先生おすすめのジュースは、

無農薬ニンジン3本、りんご1個、レモン半分をジューサーで絞ります。

癌予防なら200ml、癌患者さんなら400〜800mlを、毎日飲むのが良いそうです。

 

スープの作り方は、野菜は5種類以上を葉ごとに乱切り、そこへ海藻、きのこ、豆類を入れて30分〜1時間調味料なしで煮込むだけ。

まずは時間のある日にスープストックを作り置きしておけば良いでしょう。

寸胴鍋にたくさん作って煮込んでおいて、

あとはカレーやシチュウに仕立てても美味しいです。

冷凍保存するのも良いですね。

なるべく料理の方法もむす、煮る、焼くでいきましょう。

 

脂質は抗炎症作用のあるオメガ3の含まれている、青魚、アマニ油、エゴマ油をいただきましょう。

 

運動は歩くこと。(30分、朝日を浴びながらが理想)

時間が取れない人はその場で簡単ストレッチや室内自転車でもいいと思います。

船戸先生がされているのは、

毎朝108回その場での五体投地だそうです。(チベット密教のお祈りの仕方)

お忙しく歩く時間がなかなか取れないそうですが毎日続けられていて散歩よりもきついみたいです。

それなら運動すればいいのかというとそれも違って、

運動のしすぎは酸化進めてかえって体を壊してしまいます。

 

 

加温=温めわざ

HSP入浴法がオススメです。

元愛知医科大学准教授の伊藤要子先生が説明されています)

1、バスタオルと着替えはすぐ手の届くところに置く。

2、浴槽の蓋を開けたり、床や壁にシャワーをかけ室内を温める。

3、手、足、体(心臓に遠いところから)にかけ湯をする。

4、浴槽には、足から手、体の順にゆっくりとつかる。

5、湯につかりながら舌下で体温を計る。38度まで上がるのが理想。

お湯の温度目安:42度→入浴10分、41度→15分、

40度→20分。

6、入浴後は10〜15分保温する。

*保温時間のところが一番大切。

体内のHSPが増える時間でもあります。

*細胞内にあるHSP(ヒートショックプロテイン)の機能を高めて遺伝子の修正や変性したタンパク質を取りのぞいてくれます。

笑い=免疫を上げるツール

別に楽しくなくてもとにかく口角あげてニマニマしていきましょう。

(マスク下でなら常に可能)

楽しくなることを実践してももちろん良いです。

疲れすぎないように注意です。

 

がんが消えていく生き方 外科医ががん発症から13年たって初めて書ける克服法

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  • 作者:船戸崇史
  • 発売日: 2020/10/01
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