自分への愛情のかけ方

生活の知恵的な体調管理

中年以降は夢を見ると長生きできる?

最近夢を見ていますか?

二度寝すると少しだけ覚えているくらいですが、

個人的にははっきり覚えているくらいの夢を見た後の清々しさというか、

夢の中で自由に動いていた時の高揚感が続いていたりすると現実面での支えになったりします。

 

ストレス解消になっているのかなあとも思っていますが、

現実的な研究結果でも夢を見ることは長生きするために必要であるという結果が出てきました。

 

JAMA Neurol. 2020 Jul 

Association of Rapid Eye Movement Sleep With Mortality in Middle-aged and Older Adults

スタンフォード大学のLeary先生(岡田朋久先生訳)の文献(評価)より

 

 

レム睡眠時は身体(骨格筋)が弛緩して休息状態にあるけれど、

脳が活動して覚醒状態になる状態です。

夢を見ている時とも言われています。

レム睡眠の睡眠時間全体に対する割合の低下は、

心血管死、そのほかの原因による死亡の上昇と相関したそうです。

睡眠時間が七時間取れていても、

全死亡数や心血管イベントによる死亡は増加していて、

睡眠に至るまでの時間や、睡眠の深さ、睡眠のサイクル(レムとノンレム?)なども関係しているのですが、

今回の結果は単に加齢を反映しているだけかもしれません。

これが(レム睡眠と長生きの関係)因果関係であるというためには、

死亡の背景因子を含む多くの臨床研究が必要であると締め括られています。

 

*科学的研究では睡眠に特化しての研究には、

各個人個人の日常生活の過ごし方や、

個々人の背景やストレスの度合いなどまで引き合いにしてあげることは、

煩雑だし複雑化してほしい答えも見えなくなってしまいます。

一つの切り口として夢を見ることはかなりいいという一つを軸に、

日常生活でできる覚醒時間帯での運動負荷や

(運動をしっかりして心地よい疲労を設けること)、

就寝前にカフェインなどの睡眠に陥りにくくなる飲食をしないこと、

良い睡眠を得るために努力している人ならば当たり前の前提をもう一度振り返って、

心地よい夢を見ることをさらに追加してみましょうか?

 

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