自分への愛情のかけ方

生活の知恵的な体調管理

阿部絢子さん:おうち薬膳(冬)

今日も昔の切り抜いた記事をたくさん見つけてしまいました。

昔のクロワッサン(雑誌)にも、

一冊の雑誌の中にたくさんためになる栄養情報が載っていました。

とりあえず冬の分だけ。

*漢方の考えに基づく、季節と臓器と食べ物の関係*

冬(11、12、1月)

冬は、骨、骨髄、腎臓などに重点的に栄養を補給するため、

腎機能が活発になり、尿量が増えて体内の毒素を多く出すようになる。

海の幸をとり、冷えに留意したい。

適した食材は、いわし、サバ、ハマグリ、あさり、わかめ、ひじき、昆布。

人間の体が冬モードなのに、夏にとれる果物や野菜、南の地方でとれたものを食べると体は冷えて元気に春をむかえられない。(木の枝になるものは冷える傾向のもの、

地中にできるものは温のものとも聞きます)

 

土用

土用は夏の土用の丑の日だけではない。

春夏秋冬、各季節にあり、もっともその季節らしい時期をいう。

この時期は胃や腸などを丈夫にする、米に代表されるような甘みが最適。

コメ、うどん、山芋、人参、レンコン、卵、キャベツ、じゃがいも、

あずき、大豆など。

ダイエットで米を控えるのは薬膳では逆効果と考える。適量を取るのはむしろ身体のためでもある。

女子栄養大学の徳久先生のお話も貼ってありました:炭水化物を取らないと食べたものは燃焼できない。

TCAサイクルで作り出すATP(体(筋肉や内臓全般)を動かすエネルギーの元)を効率よく作成するのが炭水化物。

身体の組織自体はタンパク質や脂質からの構成になりますが、

身体のガソリンタンクとしての役割を持つのが炭水化物。

食べすぎて使われないともったいないということで脂肪として蓄積されてしまいます。)

 

車のガソリンタンクが空っぽではドライブすることはできないとのおなじです。

その前にパンクしたり、エンジンが壊れて故障中なのがタンパク質不足だったり、

ビタミン不足だったり。

人間の体って細やかですね。

バランスと一言で片付けてしまって来たけど、

時々復習して今の自分の食生活や日常を振り返ることは大切です。

まさに年末まで1ヶ月。

時間のやりくりもうまくこなしながら、

美味しい栄養のあるご飯を作って食べましょう。

 

春(立春以降の2、3、4月):

草木が成長し始める春。人間の体も新陳代謝を活発にし始めます。

そこで重要になるのが肝臓。

酸味のもので肝臓を養うべし。

酢、レモン、ヨーグルト、りんご、ゆず、だいだい梅肉、チーズなど。

 

夏(5、6、7月)

夏は体表面に血液が集まり、新陳代謝が激しい。汗で毒素を体外に出す良い時期。

血液がサラサラと循環し、心臓がしっかり働かないと汗は出ない。

そのためには苦味を。

ビール、苦瓜、レタス、ほうれん草、ゴボウ、春菊、お茶。

腎臓や肝臓も一緒に養うとさらに良い。

ただ体が冷えやすい人はこれらの多食は避けるように。

(冷えの原因は筋肉がついていないことだったり、脱水気味であったり、運動不足だったりします。一つでも改善していくと全体が回り出します。

今自分に足りていないなと思うものから取り入れてみて下さい&

 

秋(8、9、10月)

 

朝晩の温度が下がり、体表の皮膚収縮(汗腺や脂腺)が盛んになり、

皮膚呼吸や肺臓も活発に働いて体を整える。

頭の働きもさえ、身体の働きが盛んになる。

辛い食材が呼吸器を養う。

大根、故障、にら、ワイン、ラッキョウ、里芋、辛子、ニンニク、唐辛子、

しそ、里芋。