自分への愛情のかけ方

生活の知恵的な体調管理

腰痛予防に内なる筋強化

これもずいぶん前にスクラップしたものです。

 

プロサッカー選手も取り入れて注目されている「体幹トレーニング」。

 

腰痛予防への基礎作りです。

 

体幹トレ―ニングではお腹や腰回りをきたえます。

 

脇腹などを強くして背骨や骨盤を安定させてくれます。

 

トレーニングの順番は、

 

①柔軟(ストレッチ)

 

②固める

 

③安定

 

④連動

 

ストレッチは必須です。

 

ゆっくりとした動きの腹筋で、

体幹の内側の筋肉(インナーマッスル)を大きくして、

固めるのだそうです。

 

体幹トレの主たる動きは、

一定の姿勢を保つことで鍛える安定。

 

(例:サイドブリッジ→横向きに寝た状態から肩ひじを床につき、

頭頂部から肩ひじを床につき、

頭頂部から背骨、かかとまで一直線になるように身体を持ち上げて10秒間保つ。

反対側の手は腰におき数秒で脇腹が震えます。)

 

 

 

安定の状態のまま腕や足を動かすのが連動。

 

走りながら投げる蹴るという実践力につながるのです。

 

体幹トレーニングは腰痛に効果があります。

 

体幹の筋肉がコルセットのように背骨や骨盤を支えて、

腰への負担が減るからです。

 

機能が落ちた一番内側にある筋肉(腹横筋)を意識して使う方法に

ドローイングがあります。

 

すぐに腰痛が解消するほどの効果を期待するのは難しいですが、

初心者にはちょうどよくダイエットにもなります。

 

(ドローイン:背骨をのばして息をしながらへこませたまま30秒間保つ。

エストのきついズボンをはく感じ。

お腹をへこませる。)

 

時々思い出して実行してみてください。

5年前の新聞の切り抜き(帰宅困難時の心得)

年末になりいろいろ掃除を始めました。

 

昨日はひと箱本を送りました。

 

だいぶ前に真面目に新聞を切り抜いて作ったスクラップブック。

 

時代遅れになってるだろうなと思いつつ開きました。

 

あーでもでもこれは大切。

 

なぜ私が大きなカバンしか持てないのか。

 

それはズバリこんな記事を読んでは準備するのが大好きだからです。

 

都会の人向けですけれど、

雪の吹き溜まりに突っ込み一晩困った事がある人間には切実です。

 

 

帰宅困難時の心得10ヶ条

(むやみに移動を始めない!)

 

1.歩いて帰る訓練を

 

2.作っておこう帰宅地図

 

3.携帯ラジオをポケットに

 

4.季節に応じた冷暖房準備(カイロなど)

 

5.事前に家族で話し合い(連絡手段、集合場所)

 

6.ロッカー開けたらスニーカー(防災グッズ)

 

7.机のなあにチョコやキャラメル

 

8.あわてず、騒がず、状況確認

 

9.安否確認、災害用伝言ダイヤルや遠くの親戚

 

10.声を掛け合い、助け合おう

 

日頃から災害時帰宅支援ステーションを確認しておく。

(水道水、トイレ、交通情報等提供してくれるところ)

 

日頃持ち歩くもの準備。

(地図、携帯ラジオ、雨具、カイロ)

 

職場での準備。

(着替え、スニーカー)

 

会社で。

(食料、毛布、水)

 

 

 

携帯画像での受診

暴風と雪の一日です。

 

昨日は画像だけの受診の方が3名見えました。(家族が来院)

 

携帯の画像に病変だけうつしての受診です。

 

雪道、寒い日はお年寄りには鬼門です。

 

一人目の方は低温やけど

 

使い捨てカイロを腰に当てて起こりました。

 

見た目普通のびらんに見えます。

 

でも既にカイロが接していたところは組織がダメになっているため、

赤く変色したところを乾燥させないように保存しながら、

経過を観察しなければなりません。

 

画像だけでは心もとないことや傷の処置の指導も必要なため、

この方には来院してもらいました。

 

二番目の方はお家の中で転倒した際、

皮下に血腫ができてしまいました。

 

本人は昨日来院して一応処置を行い、

今日また見せていただく約束でした。

 

でも足が不自由なのでお天気の悪い日は外出できません。

 

画像だけの来院になりました。

 

血液をさらさらにする薬のためかかさぶたまで変化しないで、

ゼリー状の血液が塊のまま傷口についていました。

 

その塊が残っていると傷は治りません。

 

熟した柿の薄皮のようになった皮膚が剥がれ、

血腫をのぞいて治療しました。

 

そして今日が二日目。

血腫が取り除かれ周囲の皮膚の循環が良くなり、

皮膚の色が綺麗になっています。

 

でも治療薬の塗り方が厚塗りでした。

 

組織がもう死んでしまったところにだけ塗るお薬を、

元気なところにも塗られていたため注意です。

 

 

感染しやすい病気が基本にあるためより注意をしなければなりません。

 

来週また来ていただくようにお話ししました。(画像だけ)

 

3番目の方は右側の前から後ろにかけての発疹です。

痛みやかゆみの訴えはありません。

画像をよく見ると水泡もあります。

帯状疱疹でした。

 

この方は基礎に免疫が弱くなる病気があるため、

このような病気になりやすくなります。

 

でも食欲もありお水もしっかり飲まれています。

(帯状疱疹のお薬は腎機能が低下していると副作用が強く出てしまうのです。

なのでしっかりお水を飲まれているか、

今までに行った検査で腎機能をチェックしないといけません)

 

内服薬で経過観察していきますが、

もし内服しても改善しない場合には、

おおもとの病気の主治医の先生に連絡していただくことにしました。

 

遠隔診療はなかなか利用していただけませんが、

以前は無理してでも連れて見えていた家族の方も、

文明の機器を上手く利用するようになりました。

 

通院にかかる手間暇を減らしてくれる便利なものです。

 

過疎地で生き抜くために絶対に必要な手段です。

 

 

タバコからの贈り物

今日は毎月きちんと通院してくれるようになったおじいさんのことです。

 

前は体調が良ければ薬入らないと自分勝手な内服管理で2,3か月に一度の通院が多い方でした。

 

一度軽い脳梗塞になってからは、

まじめに来ていただけるようになりました。

 

今日は冷たい雨が降る中見えたためか、

少し会話のあとの息切れ、せくせくする感じがありました。

 

「お父さん、歩いてくるとき少し苦しくなかった?」

 

「やっぱり少しくるしくなるなあ。」

 

「あさにせきこんだりしない?」

 

「痰が絡むと咳が止まらなくてなあ。」

 

ずいぶん前に感冒罹患した際に気道の炎症の度合いについての検査をおこないました。

 

今日も同じ検査をおこなってみました。

 

すると、前回よりも少しだけ値が低くなっています。

 

吐き出す力が少し弱くなっています。

 

若いころのお父さんはヘビースモーカーでした。

 

今はさすがに禁煙していますが、

男の方はあまりおしゃべりしませんし、

深呼吸の練習もあまりまじめにしません。

 

するとどういうことが起こるでしょうか?

 

呼吸するときに必要な筋肉が、

知らないうちにやせてきます。

 

すると風邪をひいてせき込みが続くと、

すぐに筋肉痛が起きやすくなるのです。

 

以前風邪をこじらせた時に、

気管支の炎症をよくする吸入のお薬をあげました。

 

喫煙歴が長い方は、

朝に痰の絡みで咳が止まらなくなりやすいです。

 

朝のせき込みも良くしてくれるお薬ですが、

おじいさんはまじめに吸入はしていませんでした。

 

寒くなってお水も十分に取れていませんでした。

 

痰を出すことが大変であるといわれています。

 

①まずお水をしっかり十分量(一日1.5リットル)を常温もしくは暖かくしてノンカフェインのものをちびちび取りましょう。

 

②深呼吸を毎日意識して行いましょう。

 

③30年以上喫煙歴のある方で朝の痰、せき込みで大変な思いをされている方は炎症を押さえたり気管支を広げたりしてくれる吸入薬を使用してみてください。

 

(呼吸器専門医の先生のところで検査してみて処方をお願いしてみてください)

 

毎日吸入なんかめんどくさいといわれるあなた。

 

落語家の桂歌丸さんをご存知ですよね。

 

タバコからの贈り物はあまり楽しいものではありません。

 

桂歌丸さんが常に付けて移動している酸素ボンベ。

 

あの酸素ボンベが贈り物です。

 

重くて移動が大変です。

 

なるべく使わなくても大丈夫に期間を長引かせるために

吸入薬(気管の炎症を押さえたり、気管支を拡げる作用のあるもの)があるのです。

 

面倒くさいといわれずぜひお試しください。

 

 

 

 

 

 

いつだって雲の上には太陽がある

今日は訳あって上京してます。

 

昨夜暴風雪情報の中地元を飛びたちました。

 

どんなに風が吹いていてもタイミング次第で飛行が可能なのです。

ありがたい事です。

 

私の田舎は半年まではいかなくても、

冬季はほとんど灰色の空です。

 

関西から嫁に来た母がいつもいつも愚痴りました。

 

「東京だったら今頃お天気なのにね。」

だからいつも寒い冬が来る前の秋が嫌いでした。

 

地元で育った私は秋が一番好きでした。

 

きれいなお花がたくさん咲いてくれます。

 

太陽なんか出ていなくても楽しいものは楽しいのにと思っていました。

 

でも今日改めて太陽の光の強さ、恵まれた天候のもとで、

それが前提で生きる人とそれが前提でない人では生活の質がかなり違う事を感じます。

 

前提が整えられている場合はイケイケどんどんで進むことがいつでも可能です。

 

整えられていない場合はその不足分を常に補充していかなければなりません。

 

自分が移動してしまえば問題ない事なのですが、

身軽でなければできません。

 

ただすべてには裏表があります。

 

北国の人間が少々の雨風雪にはびくともしないように、

困難な時に培われるものが必ずあります。

 

 

 

両天秤にかけてそれでもこちらを選ぶとしての行動の選択を常にしていかねばならないのだと思います。

 

目の前の事を自分の思う通りでないからと言って嘆いていた母のようにはなりたくありません。

 

つい最近までその手法を取り入れていたから楽しくなかったのです。

 

自分の考え方次第でなんとでもなると前提を変えていくしか、

困難の時は明る生きてはいけません。

 

困難を乗り越えて生きてきたはずの母ですが、

味方の少ない嫁ぎ先で考え方も悲観的になったのだと思います。

 

夫は仕事と趣味といつでもなんでも愛想よく対応する従業員に取られてしまいました。

台所のガス台にも難癖付ける夫です。(火力の強いコンロに変えて中国料理の材料を全部用意させて調理だけするという男の料理が大好きパターン)

嫌になりますよね。

テレビを見れば好みの女子アナの誉め言葉ばかり。

心温めるコミュニケーションなんてほとんどありません。

 

喧嘩をしないように努力するだけでは仲良くなることは難しいけど、

その世代は男尊女卑が当たり前。

 

子供の私はあきらめ半分頭の中で理想の家庭を妄想していました。

ないものねだりというものです。

 

昭和一けたの女性にとって家を出されたらもっと過酷な人生が待ち構えていたかもしれません。

でも見ただけではわからない夫婦間の愛情がなければ、

病床の母を最期まで介護できなかったと思います。

 

 

孤立して子供だけが頼りだったのに、

子供は言うことを聞かずせっかく用意したお見合いもすっぽかすし、

運転中に考え事をして死にそうな目にもあいました。

 

友人には相談をしたようですが、

娘の悪口をかなりいいまくりストレス発散できていたら良かったです。

 

冬なのに暖かい太陽の光が差し込んでくる窓の近くで、

冬の太陽を求めていた母のことをかいてしまいました。

 

 

外出許可

今日は少し大変でした。

 

元気になってきたのはいいのですが、

落ち着いて周りを見回している父がいます。

 

「おい、今日これからあのスーパーへ連れていけ。」

 

「お父さん、先生に外出の許可を取らないと出かけることできないよ。

雪道で車いすもあぶない。

ほしいもの何かあったっけ。」

 

「車の免許証と財布も俺が持つからもってこい。」

 

「今の判断力では車は危ないよ。」

 

と押し問答を繰り返しました。

 

先に書いた心と体のバランスが崩れてきたのです。

 

元気な時の父の愛情表現が買い出しでした。

 

食べきれないほどの食材を外出するたびに買ってきます。

 

認知症がないころからの傾向でした。

 

 父の入院で、

不器用すぎる父なりの愛情表現の一つである事がわかりました。

 

(何事も気が付くのが遅くてすみません状態で気が付きました)

 

スーパーに行っても購入したものは全部私が引き取ることになるでしょう。

お天気が良くなれば連れていくことも可能でしょうけれど、

インフルエンザ流行りだした今、

ワザワザかかりに行くことは避けたいです。

 

たまたま今日は父の好物を少し小分けにしてもってきていました。

 

その話題にすり替えて事なきを得たのですが、

婦長さんに相談しなければいけません。

 

療養型病棟に入院している事の利点は、

異常事態の対応がすぐに可能な事です。

 

先日の脳梗塞の発作などもすぐに対応していただけました。

 

もう一つの選択があり、そちらは看護婦さんが常駐していない為、

異常事態発生時にも、家族が向かうまで動き出せないのだそうです。

 

まああまりに遠くの場合は例外もあるでしょうけれど。

 

買い出しなどの外出は案外自由にでいるそうです。

 

でも、

今の父にとって一番のリスクは、

脳梗塞の再発作と転倒による骨折です。

 

あれほど水分補給を意識していても、

二日連続の外出によって麻痺が呼び起こされてしまいました。

 

ベッド周りは何とか自力で立ち上がり移動する事ができますが、

倒れた場合は自分一人で起き上がることができません。

 

筋トレを続けなければ今の状態も維持できませんし、

その指導も理学療法士さんが常駐する病院内でなければできないのです。

 

 

その反面自由は少なく拘束感があります。

 

人との触れ合いがある=拘束ととらえるか否かぐらいのレベルなのですが、

今まで「俺はお前に迷惑をかけてなんかいないぞ。」と豪語し、

自由に一人でいることを意識して選んできた人なので、

窮屈なのだと思います。

 

でも半分頓珍漢なことも言い出すため、

すべての要求を呑むわけにも行かないのです。

 

もう主導権は私が握らないとトラブル続出警報です。

 

でも少しでも父の尊厳を維持するための努力をしていきます。

 

外泊練習の後の発作でおじゃん二なった年末年始の外泊です。

 

三が日また日参いたしましょう。

 

 

 

 

 

みえないスキルの見える化

今日は朝早くから待合室が賑やかでした。

 

一人ずつお話しするのも大変なので、

診察前に自身のもっているスキルで、

子や孫に伝え残しておきたい事、

人様のお役に立てる内容の記事を集めていることをお話しました。

 

身体が体調良くても、

頭の中がネガティブだと人生楽しくないこと。

 

楽しく生きるためには人の役に立てることみつけようと、

それならばまず一番身近な家族、遠く離れて暮らすお孫さんや、

あまり話しをしなくなった子供へのメッセージを書いてみませんかと問いかけました。

 

どう生きてきたか振り返る必要が出てきます。

 

すると今はもう死ぬだけと思っていた人でも、

ガンバって生きてきたという自分をほめたくなる人生がごろごろ転がっています。

 

それに、

ある程度の年齢の方なら何かしら一つや二つ特技があるはずです。

 

 

いつもと調子が違うとみなさん好奇心満々。

 

「孫に電話かけてもすぐに切られてしまう。」との発言が出たり、

「実は本を書いたんだ。」と豪語する人も出現。

 

若い人にしてみたら話しが合わず注意ばっかりするうるさい存在なのかもしれません。

 

でもやはりみなさん仲間外れされたくはないみたいです。

 

いつもはどうせ理解されないだろうとだんまりを決めているけれど、

自己表現する場所ができると伝えただけで、

縋り付くよう表情がちらほら見えました。

 

自分からはあまり話さない猿や熊の駆除をしているかたも、

今日は面白いお話しをたくさんしてくれました。

 

都会にサルが出没する前から、

田舎では野生動物による害で困っていました。

 

最近の情報では、

(過疎地だからこそなのですが)

限界集落の民家の近くに熊が出たそうです。

 

外がガサガサしているので窓を開けたらそれそのものだったとか。

 

回覧板を配ることも危険なため市が問題解決に乗り出したそうです。

 

秋口から熊は全部で4頭仕留めたそうです。

 

90キログラムから120キログラムの大物。

 

仕留めた動物のお肉はキチンと処理していただいたそうですが。

 

なんだか大きな熊がすぐ近くまで来ていると思い怖くなりました。

 

はちみつや柿など民家近くにある好物に引き寄せられてくるのだそうです。

 

そういえばつい先日のことです。

朝早くに山中を通る際、

子連れのサルの集団に出合いました。

 

目があいましたが、さして怖がる様子もなく悠々と畑の野菜をつまんでいました。

 

民家のすぐそば。

 

国道のすぐそばの畑です。

 

困ったねえといいつつ採血をしました。

 

こんな感じで野生の動物の話で盛り上がったのでした。

 

いつもなら、

「大丈夫だ、毎日飲むお酒も美味しいし、

ご飯も三回きちんと食べてる。通事も毎日あるよ。」

 

いつも質問することへ問いかける前に、

答えを提示されます。

 

毎日のお酒を何とか減らしてほしいのですが、

これあっての人生と言われます。

 

炭水化物が占める量が多いのでバランスを考えてほしいのですが、

具体的な食事内容に入るまでに至らず、

(食事内容まで説明するのが面倒だし余計なことを言われたくないから)

終わってしまいます。

 

サルや熊が出ると呼ばれて退治するという仕事の流れなので、

食事をする時が時間通りに行かないと思います。

 

空腹で食欲が増してしまいます。

 

できればお腹がすきすぎないように、

お菓子や栄養補助食品を合い間に取り入れていくと、

塩梅が良くなるのですが、面倒なのです。

 

でもこれからますます必要となる分野のお仕事です。

 

体調管理もますますしっかり指導していきたいです。