自分への愛情のかけ方

生活の知恵的な体調管理

外出許可

今日は少し大変でした。

 

元気になってきたのはいいのですが、

落ち着いて周りを見回している父がいます。

 

「おい、今日これからあのスーパーへ連れていけ。」

 

「お父さん、先生に外出の許可を取らないと出かけることできないよ。

雪道で車いすもあぶない。

ほしいもの何かあったっけ。」

 

「車の免許証と財布も俺が持つからもってこい。」

 

「今の判断力では車は危ないよ。」

 

と押し問答を繰り返しました。

 

先に書いた心と体のバランスが崩れてきたのです。

 

元気な時の父の愛情表現が買い出しでした。

 

食べきれないほどの食材を外出するたびに買ってきます。

 

認知症がないころからの傾向でした。

 

 父の入院で、

不器用すぎる父なりの愛情表現の一つである事がわかりました。

 

(何事も気が付くのが遅くてすみません状態で気が付きました)

 

スーパーに行っても購入したものは全部私が引き取ることになるでしょう。

お天気が良くなれば連れていくことも可能でしょうけれど、

インフルエンザ流行りだした今、

ワザワザかかりに行くことは避けたいです。

 

たまたま今日は父の好物を少し小分けにしてもってきていました。

 

その話題にすり替えて事なきを得たのですが、

婦長さんに相談しなければいけません。

 

療養型病棟に入院している事の利点は、

異常事態の対応がすぐに可能な事です。

 

先日の脳梗塞の発作などもすぐに対応していただけました。

 

もう一つの選択があり、そちらは看護婦さんが常駐していない為、

異常事態発生時にも、家族が向かうまで動き出せないのだそうです。

 

まああまりに遠くの場合は例外もあるでしょうけれど。

 

買い出しなどの外出は案外自由にでいるそうです。

 

でも、

今の父にとって一番のリスクは、

脳梗塞の再発作と転倒による骨折です。

 

あれほど水分補給を意識していても、

二日連続の外出によって麻痺が呼び起こされてしまいました。

 

ベッド周りは何とか自力で立ち上がり移動する事ができますが、

倒れた場合は自分一人で起き上がることができません。

 

筋トレを続けなければ今の状態も維持できませんし、

その指導も理学療法士さんが常駐する病院内でなければできないのです。

 

 

その反面自由は少なく拘束感があります。

 

人との触れ合いがある=拘束ととらえるか否かぐらいのレベルなのですが、

今まで「俺はお前に迷惑をかけてなんかいないぞ。」と豪語し、

自由に一人でいることを意識して選んできた人なので、

窮屈なのだと思います。

 

でも半分頓珍漢なことも言い出すため、

すべての要求を呑むわけにも行かないのです。

 

もう主導権は私が握らないとトラブル続出警報です。

 

でも少しでも父の尊厳を維持するための努力をしていきます。

 

外泊練習の後の発作でおじゃん二なった年末年始の外泊です。

 

三が日また日参いたしましょう。