今日は病院の帰りにドラッグストアに立ち寄りました。
この間まで経口補水液や虫刺されの薬、日焼け止めがおいてあったところに、
テレビでよくみる感冒薬のコーナーが作られていました。
いま診療所(特に小児科)では解熱鎮痛剤はアセトアミノフェンが主流になっています。
市販薬も変化しているかなと思いいろんな薬を試しに購入してみました。
PL顆粒の代わりになりますと書いてあるもの、
イブプロフェン配合などしっかりまだピリン系の成分が入っております状態でした。
ピリン系=アレルギー反応(アスピリン喘息など)、15歳未満インフルエンザ、水痘などのウイルス疾患には禁忌(発熱時の対応治療薬とし使うことはダメ)という情報から感冒には使えないという構えでいます。
でも市販薬には堂々と含まれています。
成人だからドラッグストアで薬を購入するくらいの元気がある人として販売されているのかもしれません。
無水カフェインも含まれていて熱でぼーっとした意識を少しでもはっきりさせようという薬屋さんの願いが込められているなあと思いました。
仕事なのに風邪ごときで休めないというモーレツ社員さん向けに薬は昔と変わらない状況設定で作られているなと思いました。
今は副作用がないように、なるべく身体にやさしいものをと注意する人が増えていると思っていました。
仕事を休めないという前に感染を拡大させない為に出社を自重する傾向も出てきています。
このままの路線でいいのかな?とおもいます。
熱が出て脱水傾向にある身体にカフェインが入ると排尿が促されかつ水分補給できない場合、腎臓に負担がかからないかなあとかいろいろ疑問もわいてきます。
こちら立てればあちら立たずの状況には変わりありません。
とにかく発熱したり感冒罹患時には水分をしっかり補給しないと知らないうちに身体を壊します。
副作用を避けるために大切です。
インターネットでPL顆粒を調べるとピリン系ではないと書いてある記事を見つけましたが違います。
PL顆粒にはピリン系のお薬も配合されています。(サリチル酸アミドという成分)要注意!!
感冒罹患する(風邪をひく)=体調が悪い=日常生活の乱れ(仕事が忙しい、食事が取れていない、寝不足いろいろです)
身体の体調を整える基本事項は義務教育もしくは高校の保健家庭科でさらっと教科書読んどいて的に読み流されてしまいきっかけがなければ自分の身体に目を向けるということは若いときにはあまりしないと思います。
健康=当たり前の状態です。
病気になって初めて健康のありがたさを感じて次回から気を付けるようになればいいのかもしれませんが、
これからの時代は悠長に構えていられません。
世の中の変化がスピードあげて迫ってきます。
取捨選択の自由が増える=ストレスが増えることでもあります。
大体同じようなことを考え以心伝心の基本があった日本ではありません。
一人一人異なって当たり前の世界では、
自分を精神的にも物理的にも自分で守る事ができるようにならないとストレスにさらされていくばかりです。
ストレスにさらされていたとしても、物事のとらえ方次第では進化する方向にのびていけるというあり方がとても大切です。
関係ないかもしれませんがたまたまこんな本を読んでいました。
「脳はものの見方で進化する」ボー・ロット著 サンマーク社
あなたという存在は脳内に張り巡らされた鉄道システムで決まっているという一文がかなり私の胸に響きました。
発熱は自分の身体を守るために生じると頭ではわかっていても、
苦痛を取りながら安静をとるために解熱鎮痛剤を使用する。
普段健康に気を付けている方(イメージ的に筋肉モリモリタイプ?)であれば熱が出ていても冷やしたり、水を飲んだりしながらだけでも大丈夫なのでしょう。
異常が生じたら薬で何とかするという今までの経験というレール。
風邪をひかない為に普段から何をすべきかを考えていくルールに変えていきませんか?
ストレスだらけになるかもしれない世界は古い路線のままでいくと今までの経験では対応できない断崖絶壁や障害物が乗り上げた線路になっている可能性があります。
古い路線ではなく新しい路線に乗り換えないといけません。
どの薬もあなたのためだけに作られているものではありません。
あなたの身体の状態、一週間前ぐらいからの食生活、睡眠、精神的ストレスの有無などわかっての処方薬ではありません。
市販薬を購入する際は薬剤師さんにしっかり聞くべきことは聞いての購入が安全です。
(とても良く止まると宣伝している咳止めにも注意してください。
麻薬成分のコデインが含まれていることがあります。
病気の存在を否定するわけではありませんが、
(病気になったことで人生が良い方向に変化したり、
感謝できることが増えたり悪い事ばかりではありません)
今まで生きてきた知恵と知識があるとするならば、
回避できるリスクは避けて通りたいものです。