今日はものすごく不思議な方が見えました。
40代半ばの男性です。
日焼けして真っ黒で元気そうですが、
笑顔がありません。
自分で診断して自分で薬を決められての受診。
その上自費診療。
初めてのことだったのでいろいろお聞きしました。
ここにはきたことありますか?→うん
以前同じように処方してもらったの?→うん
抗生剤が入っているからだらだらつけないでほしい
→大丈夫だ、自分のやり方で今まで治っていたから。
食事や睡眠はキチンと取れて体調はいいの?
→そんなこと聞いてどうするんだ。
人を外見で判断するな。
いろいろ事情があるのでしょう。
質問にはことごとく反発を交えたかわしで対応されました。
外耳道炎は内服も同時に行わないと(安静が十分にとれない場合は特に)改善しません。
薬はいらないといわれるので自宅にある鎮痛剤を食後に内服するように話しました。
あまりしつこく聞いたので
最後に「ここは感じ悪いな、評判悪いだろ。」の捨て台詞。
久々に超個性的な患者さんです。
まず話しを聞こうとしない→こころの余裕がない。
やっている行為自体普通ではないと薄々自分も気が付いている。
コントロール下に置かれたくない。
ストレスだらけの日常生活(?)で知らないおばさんにうるさく言われたくない感満載。
でもでもね。
まさかのまさかということがときどき起こるのです。
だから抗生剤入りの薬はメリハリつけて使用してください。
後はきちんと専門に行って治してもらうこと。
こちらも捨て台詞です。