ツツガムシが出ました注意報
むかし授業できいたツツガムシは春や夏の暖かい日に出ることが多かったはずなのに、
このまだみぞれふる寒い東北の一角。
38度台の熱と赤い発疹が目印です。
(ツツガムシにさされるとし口という痂皮(かさぶた)が刺し口に付着しています)
刺された方は家の近くの畑で作業していたそうです。
ツツガムシについて
・ツツガムシ(ダニの一種)の幼虫に刺されて感染。潜伏期間は4~14日。
・38~40度台の高熱、全身倦怠感、寒気、頭痛などの風邪用の症状を伴います。
発熱後2~5日にほぼ全身にわたりあかい発疹が現れ、刺された部位(さし口)の近くのリンパ節が腫れる。
・季節的には春から初夏にかけてもっとも多く発生するが、秋にも発生が見られる。
(独り言:ガーデニングも流行っています。
これから田んぼや畑で頑張る方が大勢いらっしゃいます。気を付けなければなりませんね。)
山や田畑で作業する際には下記のようなことに注意しましょう。
- ダニは田畑、山林、藪、河川敷などに生息しています。
農作業、山菜取り、レジャーなどでこのような場所に立ち入る時には次のようなことに注意しましょう。
- 長袖、長ズボン、長靴、手袋を着用し、素肌をできるだけ露出しない。
- 休息するときにはなるべく草むらに直接座らない。
- ダニ忌避剤、防虫剤を衣服に散布する。
- 帰宅したら早めに風呂に入ってダニを洗い流す。また衣類の洗濯を行う。
- 治療が遅れると重篤になる場合があります。ツツガムシの生息していそうな場所に立ち入ってから5~4日後に上記の症状が出た場合には、早期に医療機関を受診し、それらの場所に立ち入ったことを医師に話すことが大切です。
( 抗生剤をキチンと内服することで対応できる病態です。
悩まず変だなと思ったら治療に向けて行動しましょう。
県健康福祉課からの緊急連絡でした。)