自分への愛情のかけ方

生活の知恵的な体調管理

体調管理のデフォルト化

昨日はクリスマスイブでした。

 

サンタさんは私に休日当番のお仕事をプレゼント。

 

今の時期インフルエンザの方がたくさん見えました。

 

でも印象に残った患者さんは、

「ふらふらして頭がぼーっとする。」と、

車いすに乗りながらも口角泡を吹き飛ばして、

主治医の悪口を言うおじいさんでした。

 

お顔を拝見してすぐに、

「脱水あり。」

車いすに乗っている方です。

 

移動が大変です。

 

トイレ移動が頻繁になると疲れてしまうため、

水分を取ることを制限してしまいます。

 

 

ところがそのために便秘や食欲の低下をきたし、

電解質異常を生じやすくなります。

 

(どこかで聞いた話しですね。→私の父がこれと同じ流れでトラブル生じました)

 

おじいさんも盆栽や畑仕事などで、

植物には水分が必要なことは理解できました。

 

しかし自身は水は飲まないといわれます。

 

なぜに?

 

やはりおいしいものしか口に入れないぞと決心され戦争体験者の強い意志なのでしょうか?

 

とりあえず水をごくごく飲む習慣が付いていない方のだるさを取らねばなりません。

 

明日主治医の先生のところで血液検査をしてもらうことを条件に点滴をしました。

 

いつも出くわすこのようなお年寄りの方に、

お話ししても遅いのだと最近思います。

でも病気にならなければみんな自分のこととしてはとらえません。

 

病気を扱うからこそ、

全体像が見えるためどこで手を付けておけばトラブルに巻き込まれないかをもっと若い世代の方にも聞いてほしいです。

 

元気な若いときに体調管理を意識することができれば、

健康はデフォル化されます。

 

(健康格差はここから生まれます)

 

 

いつものあれになります。

 

ありがたみが消えるかもしれませんが、

これから不透明な時代に仕事をしっかりしていくには大切な事です。

少子高齢化

誰もが自分で自分のことを守る必要のある時代はすぐそこに来ています。

 

たまたま風邪をひいて見えた若い患者さんに向けていらぬお節介かもしれませんが、

体調管理のイロハを伝えていかなければならないと強く思います。

 

あるお兄さんはタバコは吸っていないけど、

ウイスキー水割り5杯(原液だと150ml位)が晩酌でした。

頭に一瞬血が上りましたが、

表だってどうのこうの言わずに、

「お酒はもう少し減らしましょうね。^-^ニコッ」とお話しできました。

怖いとお話し聞いてもらえませんもんね。