自分への愛情のかけ方

生活の知恵的な体調管理

缶ビールは時々にしてください。

今日は暴風雪警報が出ました。

そんな中外でのお仕事。。

(海岸沿いの線路ではのろのろ運転の特急列車が立ち往生していました。)

 

今日のお仕事は健診結果へのダメ出しです。

 

今の世の中、

人に嫌われることは一番恐怖できついこと嫌なこという人はほとんど存在しません。

特に家庭内では大黒柱となる男性に注意なぞする人はおりません。

 

しかし健診で引っかかりやすい肝機能、尿検査。

 

アルコール毎日派ですか?

テレビでもインターネットでもおいしそうにグビグビ音を立てて飲む俳優さんが、

冷たく冷えたビールを宣伝しています。

 

缶ビール1本だけというのは可愛いほう。

缶ビール500を2本、そのあとウイスキーの水割り2杯。

自宅飲みが長くなるとちゃんぽんのみが増えてきます。

流石に毎日この量を飲みつづけると肝臓を痛めます。

お酒を飲んでいるという状態から飲まれてしまっている状態に移行してしまうと、

歯止めをかけるということは沖の彼方に流れていきます。

肝臓における一生涯のアルコール許容量という数値を見つけたことがあります。

どのように導き出したかまでは調べていないので目安にもならないかもしれませんが、

男性は500kg、女性はその半分の250kgでした。

私のみている晩酌している患者さん達はとうの昔にこの量を超えています。

今までは特に不都合なく過ごされていましたが、

先日の大雪の日に除雪に励んだ方が3人とも不整脈を生じて見えました。

運動不足もてつだったのかもしれませんが、

健康なはずの体が知らないうちに蝕まれてしまっていた感じです。

 

また缶ビールを愛する方は毎日缶ビールを開けるのでなく、

時々にされた方が良いみたいです。

 

アルツハイマー認知症の原因ではないかと注目を浴びたアルミニウム。

 

缶ビールの缶もアルミニウム。

時々ならば大したことはないそうですが、

毎日缶ビールからの飲むことになるとチリツモで、

体内にアルミニウムも蓄積されてしまうそうです。

 

便利で日頃何気なくしている行動が不健康になる階段になっていては面白くありません。

 

お酒ばかりが敵視されますが、

今日の健診結果への指導の一番最初にお話ししたことは、

ストレス解消についてです。

 

月に一度は自分が楽しいと思う時間を過ごすようにしてくださいとお話ししました。

脳のストレスが解放されないといくら体を休めてもダメなんです。

美味しいものを食べたり、友人と笑ったり、

日頃のうさをはらすことのできる時間をまず設けてください。

 

それから体内時計の調節について。

日勤と夜勤との勤務時間のちょうど真ん中を比べて、

3時間以上感覚が空いてしまうと国内にいても時差ぼけが生じます。

 

体内時計の調節は夜勤明けの翌日の朝食もいつもと同じ時刻に食べること。

その朝食でタンパク質をしっかり取ること。

体内時計の朝だよスイッチになるからです。

子供の頃は眠る体力が十分あるので早寝早起きよく寝る子は大きく育つですが、

ある程度のおとなになったら0〜6時を中心に7時間未満の睡眠を確保してください。

長すぎても短すぎても死亡率が上がります。

横になっている時間がながくなれなるほど、

質の良い睡眠が得られず眠剤の使用も増えていくそうです。

夕方に体を温めるとねいる時に少し体温がさがるので眠りにつきやすくなります。

夕食に唐辛子を使ったり鍋物にしたり、

必ず寝る前はお風呂に入るようにしたり、

夕方に軽い運動をして体温をあげましょう。

 

さてその次はいつもここで唱えている栄養指導です。

今回お話しすることができてよかったと思う方が2、3人ですが、いらっしゃいました。

自分では思いも掛けないことが病気を作り出す一因になったりするからです。

仕事が忙しくて体調管理の基本を調べるところまで手が届く人は、

そんなに多くはいません。

 

検診の結果がもし気になったら、

放置せずに、

かかりつけの先生や保健師さんに一度見てもらうようにしてください。

日常生活を振り返る良い機会になると思います。

 

 

 

.