病院食は栄養満点のはずですが、
昭和一けたの舌にはなじみません。
明日リハビリ病院に転院予定の父ですが、
今一つやせこけてきているのが気になっています。
(帯状疱疹も合併していた)
骨折のために痛みがコントロールできず、
食事も8割取れたらよいほうです。
リハ病院では食料持ち込み禁止のため、
慌てて食欲を回復させたいがための持ち込みを始めました。
昨日はにしがいのお味噌汁と、めざし3匹と茄子づけ。
今日はカラスがいのお味噌汁と茄子漬です。
海辺なので今の旬と言ったら滋味豊かな貝類。
普通かきがごちそうとして引き出されることが多いですが、
生ガキで食中毒になったらどうするという亡き母の強い意見がまだ通り、
カキはフライのみに決まっています。
今の私にフライをあげる時間はない。
だから御免。
グッとお安くお手頃になるけどお父さんの大好きな貝のお味噌汁作ってもっていきました。
一日めのにしがいは貝そのもののだしだけで薄めの味付け。
↑こちらは加工されているためかものすごく高価です。地元では安価でおいしく食べられています。
「味が変わってて駄目だ。茄子漬はうまかった。」
なので二日目のカラス貝には昆布だしを加えて少し濃いめの味付けにしました。
お世話をしてくれる看護師さんたちにはとても穏やかなんだそうです。
でも私がいくと豹変。
「早くうちに帰りたいのに何でダメなんだ。」の一点張りです。
歩くことができるようにならなければむずかしいんだよー。
滋養のある貝のお味噌汁で少し食欲が回復してくれたら、
リハビリも少しはがばってもらえるでしょうか?
ちなみに海の貝はあくが強いのでよく水洗いして、
一度煮たててあくを取ります。
そのあとに調理(水を加え、煮たてて味噌を投入。)します。
外食ばかり続いたあとに、
グッといっぱい飲みほすと、
海のエネルギーが身体中にいきわたる感じがします。
シジミのインスタントお味噌汁も流行っていますが、
ここは是非一度実物での作成をお勧めします。
暑さはぶり返してきていますが、
秋に向けての体調管理をしていく時期です。
貝にはタウリンをはじめ、
巷の栄養ドリンクに含まれている微量元素やビタミンなどが豊富に含まれています。
夏はあっさりしたものがほしくなり、
好きなものばかり食べていたら(炭水化物系に偏る危険)、
夏の終わりごろにビタミン不足による体調不良をきたします。
時間がない方はインスタントでもいいからぜひ貝のお味噌汁飲んでみてください。
寒くなる前に身体のメンテナンスしていきましょう。
(書きながら自分にも言っている)