ある勉強会で紹介された本です。
全部いつものように書き込み紹介するのは大変なので(!)、
心に響いた部分を書き込みます。
堅苦しい言葉がならんでいますが、
今まで手を広げてきたスピ系の要素も少し感じました。(マジめなひとごめん)
一つ一つの積み重ねがなければ奇跡は生まれない。(これは目標提示型の逆算方式の目標達成とは真逆のあり方です)
変革の出発点は明確な目的を設定する事(でも目的は作らねば方向性が定まらない)
最初は型にはめ守破離で自分のあり方に変えさせる。
課題研究が続けば知識集積力も高まる(現場主義)
個別具体(ミクロ)と普遍(マクロ)を結びつける目を持つ。
既存のモデルがなければ答えは自分の中にしかない。
追い詰められた状況が人を強くする。
勇気と情熱は直接経験から生まれる。
パワーシャベルではなく、スプーンで山を崩す発送をもつ(ベビーステップ)。
分析的戦略では対応できない課題を物語戦略で解く。
イノベーションは動きながら考え抜くことで芽生える。(→死ぬこと以外かすり傷の内容と一緒)
葉っぱを売るのではなく、葉っぱが使われる場面を売る。
80歳のおばあちゃんがパソコンを駆使し仮説検証のサイクルを回す。
個がひかれば全体が光る。
物自体の価値は5%で、残り95%箱と作りで決まる。
みえない文脈や関係性を見抜く力を付ける。(きっかけは強い好奇心!その強い好奇心を生み出すのは強い目的意識)
分脈を見ぬくとタイムリーで最善の判断ができる。
偶然の出会いを活かすために踏み込んで行動する。
大きな反対がなければ了解と解釈して見切り発車する。
地元に受け入れられるよう地産地消のストーリー作りをする。
異質なものと結びつくことで新しい知を創発する。
偶然を必然化するにはリーダーの踏み込んだ行動力が重要。
来るもの拒まず取り組む文脈連鎖能力で運をつかむ。
偶然の中に普遍性を読み取るには強い目的意識が必要。
組織が自己組織化すれば偶然は必然化する。
いま、ここの経験の共有が場の基盤。
人はある存在ではなく、なる存在である。
私たちを取り巻く環境を共に共創する場ととらえると、
一見関係ないものが関係しあう知の生態系が生まれます。
世界をものとしてとらえる見方と、コトとしてしてとらえる見方。
世界はものではなく、具体的なことがその都度、連続的に生成消滅するプロセスこそが世界のあり方であるという見方。
知識経営の時代にはすべてを関係性の中でとらえるコト的な認識の仕方が求められている。
人間はある存在(安定した)ではなく常に生成していく(変化していく)のほうに目を向けて、常にプロセスでとらえる。
であるの世界➡男である、部長である、営業部である、外国人である。
既存の役割関係や固定した意味合いが全面に押し出されます。互いにあるがままに関係性を結ぶことは難しくなります。
になるの世界➡人は人との関わり合いを通じて、絶えず自ら生成し続け、何かになっていくと考えます。障碍者であっても人との関係性の中で様々なことを生み出し、生成し続ける。
ものの向こうにコトを見ると、だれもがなる存在へと変わる。
人間は現場で動きながら考え抜くと、物の向こうにコトが見えてきます。
同じ現実でも客体を傍観者的に対象化するリアリティではなく、
主客未分で自ら文脈に入り込んでアクチュアリティを感じ取る。
はっきり言ってスピ系と同じ内容にみえます。
最先端とはいかないまでも現場では利用されている考え方です。