自分への愛情のかけ方

生活の知恵的な体調管理

父の再入院

先日再び父が救急車のお世話になりました。

 

暖かくなったら外出するからね。

筋トレ頑張ってねと言って理学療法士さんと相談していた矢先です。

 

衣類を自分で脱いだり来たりしているところを初めて見かけたのです。

自分では一生懸命着替えをしている。(外出するつもり?)

でも外は雪まみれの暴風が吹いていました。

 

同じところにいるのが我慢できなくて限界だったのかもしれません。

 

ことが起こった前夜、

トイレのあとに衣類の着脱行為をしていたとの報告もありました。

そのあと尿道カテーテルからの血尿(どこかにひっかけて強く引っ張られたのだと想像します)。

悪寒(自分から寒気があると訴えることはできた。)。

高熱。

意識レベルの低下

敗血症の疑いで治療目的の病院に搬送となりました。

 

昨日あったときは元気であったのにこんな流れもあるものだと認知症の恐ろしさを感じました。

 

自分であって自分でなくなる。

 

家族も悲しいけれど本人が一番悲しいことでしょう。

 

血圧も常日頃の値よりかなり低くなり、

後悔しないように会っておくべき身内を呼び寄せました。

 

三者的に今までの流れを見るのであれば、

熱が出たとしても抗生剤対応でなんとかなる。

血圧が下がったとしても昇圧剤があるから何とかはなるのです。

 

でも意識がなくなり声をかけても反応しない状態の父に対して、

そんなこんな冷静な状態ではいられませんでした。

 

医療サイドの人間としては少し悲しいことです。

 

病院での治療のおかげで治療3日めで解熱、意識レベルの回復が認められました。

 

声は出せませんが問いかけの内容は少しわかります。

 

父の乾燥した唇にクリームを塗ったり、

口腔内をスポンジで濡らしたりしました。

いつもなら払いのけてしまう人ですが今回はなされるがままの父。

 

妹もこの時ばかりはと、

頭をやさしくやさしくなでてあげていました。(触っていたともいえる)

 

照れやで見栄っ張りの父には拷問であったかもしれません。

 

でも私たち姉妹には初めてに近い父が素直に受け入れてくれた(せざるおえない)スキンシップです。

 

ちいさいときにかまってもらえていたかもしれませんが、

ものごころついたときにはいるけどいないとい存在でした。

 

またトラブルは起こるでしょうし最善を尽くしてもおこるでしょう。

 

後悔しないように毎日過ごしていくしかありません。