自分への愛情のかけ方

生活の知恵的な体調管理

深呼吸してますか?

一日一日寒くなります。

 

午前中だけに診療をまとめているため、

明日から天気が崩れるという情報を手にした患者さんがたくさん見えました。

 

今の時期はどうしても予防接種が紛れ込みます。

 

私自身、従業員ともどももうすでに済ませています。

 

今年(H29)はワクチン自体の全体数が少なくぎりぎりしか入荷できない傾向にあります。

 

予約した分は確保していますが、

たまたま受診したからすぐに予防接種できるかどうか難しいのが今年の流れです。

 

サービス業や大勢の方と接する方は、

必要悪かもしれませんが(防腐剤などの添加物による副作用云々)型さえあえばトラブルを防ぎます。

 

感染はどのようにして忍び寄るかわかりません。

 

 

さて今日の予防接種の際の診察で、

高齢の男性が多かったせいか気が付いた点があります。

 

肉体労働をして筋肉もりもりの方は問題ありませんでした。

 

しかし、

60代半ばでもあまり会話をしない、外出しない等いろいろな条件が重なった場合の方は、

深呼吸が超へたくそです。

 

息を吸い込むのは何とかできますが、

吐き出すときの弱さ。

骨太でもやせてる方は弱い傾向にありました。

 

「口笛を吹くようにふーっと吐き出してみてください。」と具体的にお話ししてみますが、

2,3回やってみて何とか聴診器で聞きとれる感じなのです。

 

 

女性はどちらかといえばおしゃべりの方が多いです。

 

そのため深呼吸は皆さん大体お上手です。

 

ただ話し方にも特徴があるみたいです。

 

息をこらえて瞬発的に、

息つくまもなくダダッダダッダーと話して話題を仕切る方の場合だけは吐き出す時の力が思いのほか弱かったです。

 

 

上半身全体で深呼吸できているのかどうかが日常の空気の出し入れのしかたによって分かれています。

 

ちなみに息をはきだす力の弱い方ほぼ全員にこんな質問をしてみました。

 

「普段からこのくらい大きく息を吸い込んだり、吐いたりしていますか?」

8割方の人はしていませんでした。

 

元気な時は大丈夫でも、

風邪をひいたりしたときに咳こんだり、

痰を出したりするときにすぐに筋肉痛を起こしてきやすいです。

 

成人になってからは体育の授業が設けられているわけではありません。

 

体育系の勉強をしている方は日常的にできていることが、

分野がことなればあまり使わない筋肉が身体中に干からびる感じで存在しています。

 

使わないところは衰える。

 

今今必要でなくてもなんとか毎日一回は意識して深呼吸をしてみましょう。

 

できたら少し窓を開けて新鮮な空気を身体の中に取り入れましょう。

 

身体がきっとたくさんの酸素の混じった空気に喜んで、

良い一日のスイッチになること間違いありません。

 

(ラジオ体操の流れの一つとして行うのではなく、

身体に良いもの取り入れるぞ的に深呼吸してみてくださいね。)