サクラの開花が北上し、
日本全国いろいろなところで美味しいお酒が、
たくさん飲まれたことでしょう。
先日いらしたお父さんは、
若いころはどれだけ飲んでも翌日はいつも通りに働くことができたことが自慢の方でした。
30代半ばよりお酒を飲むといびきをかいてしまうようになり、
いろいろな生活習慣病の薬が増えていきました。
薬が増えても酒は飲む。
これが体に自信がある方のデフォルトです。
ちなみに脳血管予防の飲酒として、
一日量として推奨されているのが以下の通り。
日本酒 1合
ビール中瓶 一本
焼酎 半合
ウイスキー、ブランデー ダブル一杯
ワイン 二杯
(ちゃんぽんなしです)
晩酌を毎日して数十年の方ばかり相手をしているため、
こんなぽっちの量であれば飲まなくていいと拗ねる方が続出です。
でも一応教科書的に推奨されている量なのです。
テレビで美味しそうに飲むビール。
実際美味しいです。
でも3日、4日も宴会が続いていたら肝臓が悲鳴を上げてきます。
身体の老化が加速されます。
先日、祭りのあとに見えた方の血液検査をしてみました。
いつもは正常値を少し超える程度の肝機能ですが、
2、3日続けてお酒を飲む機会のあとは、一気に上昇。
検査の異常だけでなく自覚症状も(二日酔い)残ります。
水分もとらずに寝ると身体のだるさが残ります。
お酒をを飲んだ夜は必ず水分を取って休んでください。
余病を防ぎます。
ちなみにこれも昔の教科書的な知識ですが、
肝機能のアルコール障害対応量
男性:500kg
女性:250kg
です。
知って飲むのと知らずに飲むのとでは、
お酒との向き合い方が違ってきます。
私の患者さんは飲む方が多く、
この量を軽くみんな超えていました。
ただ人生の荒波にもまれていると、
飲まずに入られないという現実があるため、
その現実をいかにストレスなく過ごしていくかの方法を、
見出して行くことが一番の体調管理かもしれません。
できたら美味しいお酒適量を、
心ゆくまで味わいながら楽しむのがいいです。
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