私は普段眼鏡をかけています。
時々外した場所を忘れて難儀することがあります。
今日もいつの間に挟まったのか、
2冊の本の間にはまり込んでいるのを発見しました。
見つからないとこまるので、
医院と自宅を何度も往復しました。
最後にはずした場所を覚えていたので助かりました。
最初はこんなくらいの物忘れで済んでいますが、
鍋の火のつけっぱなし、
お風呂の水のながしっぱなし、
いろいろな種類のぱなしが増えていきます。
自分でも気になるうちはいいのですけれど、
開き直ってもう歳のせいだからといい始めたら気を付けなければなりません。
自分ではもう気が付くことができなくなりますから、
ここからは家族が以前のお父さんお母さんとは違うと感じたら、
なるべく早めに物忘れ外来への受診をお勧めします。
いつものかかりつけ医の先生に紹介してもらうことで事はスムーズに流れます。
実際に脳の委縮を伴うものなのか否かを最初に確認しなければなりません。
物忘れ=認知症では必ず詩もない場合が隠れています。
例えばアルコールが好きな方が良く起こす脳内の慢性硬膜外血腫。
お酒を飲んで気持ちよくなって千鳥足。
その時に転んで頭を打ったりすると数か月たって物忘れや、
歩行障害などが起こります。
本人は酔っているので定かな記憶がありません。
アルコール好きな方は気を付けてくださいね。
さて話しをもとに戻しましょう。
今まだ物忘れなんて心配ないと思われる年代の方も聞いてください。
「いま、あなたは栄養のバランスの取れた食餌を取っていますか?」
「体から水分を搾り取る作用を起こすものばかりを飲んではいませんか?」
今からの準備が一番大事で、安上がりなのです。
病気になってからでは自分はもちろん、家族だってお手上げです。
物忘れ外来で記入する質問票を最後に上げますが、
こんなことを聴かれるような状態になる前に、
物忘れになる流れから逃げましょう。
しっかり身体の細胞に良い成分を与えるように、
過度のストレスに気を付けながら、
自分の身体の声に傾けてください。
栄養のことは散々かいてきました。
水、タンパク質、良い油(脂質)、炭水化物、ビタミン類。
材料不足であれば早くトラブルが生じてくると思いませんか?
気を付けましょう。
物忘れ質問票
□同じことを何回も話したり、尋ねたりする。
□出来事の前後関係がわからなくなる。
□服装など身の回りに無頓着になった。水道栓やドアを閉め忘れたり、あとかたずけがきちんとできなくなる。
□同時に二つの作業を行うと、一つを忘れる。
□薬を管理してきちんと内服することができない。
□以前はてきぱきできた家事や作業に手間取るようになった。
□計画を立てられない。
□複雑な話を理解できない。
□興味が薄れ、意欲がなくなり、趣味活動をやめた。
□前よりも怒りっぽくなったり、疑い深くなった。
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