朝夕めっきり涼しくなりました。
秋の草花が青空に映えます。
お見舞いのドライブの間、
車窓からは秋の七草のほか、
実りを付けた木々が一年の結果を見せてくれています。
さて、
今日は手作りのお茶を飲んでいるという80代の女性。
持病の糖尿病に効果ありとのことから、
水からお茶を作っているそうです。
その薬草とは「かきどおし」。
かわいい紫色の小さな花を付けています。
お茶のつくり方を小難しく考えなくてもいいのかもしれません。
ただ、自然、手作りの謳い文句に隠された副作用も、
取りすぎれば生じるということを伝えなくてはなりません。
この方は朝一杯だけ普通のお茶のようにして乾燥した葉を楽しまれていたようです。
以前怖いなあと思ったお話があります。
煎じたかなり濃度の濃い薬草茶を水分代わりに飲まれていた方のお話しです。
お茶作りが煎じ薬になってしまい、
濃度が濃いものは薬効があるすなわちよいものという流れから起こってきた現象です。
以前昔からお腹の具合が悪いときになめる苦い木についても聞いたことがありました。
むかしからのものだからいまも良いという考え方。
現在は原料から抽出され薬効も判明している薬を使用するという考え方。
いろいろな考え方がありますが、
身近な人からの口コミは一番伝搬します。
何をお伝えしていくのか慎重にならざるをえません。
あるところまでは役に立つけれど、
あるところからは危険だよという線引きが手作りの場合はわかりにくくなります。
手作りを忘れ、
他人に作ってもらったものを購入して飲食することが普通になってしまった立場の言い訳かもしれません。