今日は寒くはないけれど、低気圧が入り込み
春ではないのに春一番くらいの大風が吹いている。
いつもの買い出しの時間。
ある通りに行くと、5回のうち3回は出くわす、
なじみのおじいさんが浜を見に歩いている。
雨の日も、夏の暑い日も、
今ではもう漁に出かけないのに
毎日4,5回は、交通量の多い道をゆっくりとした
足取りでわたっていく。
元気な時はそれでもいいのだけれど、
若いころから煙草をたしなんできた人の因果で、
歩くと息切れはするし、
軽い風邪を放置した日にはぜーぜー言い出す。
脱水があって痰が絡んでもぜーぜー言い出す。
お水飲んでねといっても笑いながら、
「わかった。」の一言。
大好きな奥さんと毎日口喧嘩するので、
お家の中にいられないのかと思った時もあったけど。
ただ単に海を見に行きたいだけ。
だけどこんな大風の時には会いたくなかったぜ。
車の中からわざと大きく手を振ってあげる。