健診結果を2,3年見せてもらえない時があります。
時間をずらして、私の時間帯に受診しないのです。
「連休のあとに健診受けたんでなかった?」
「うーん。」
はっきりしません。
春の祭りがある地域なので、連休はアルコールによる肝機能障害を起こしやすいです。
自覚症状はもちろんありません。
休肝日の話を時々します。
すると、
「夕方の一杯が、唯一のたのしみなのになあ。」
「うまい酒を存分に飲めないんだったら早く死んだ方がましだ。」とも言われます。
毎日アルコールを取る場合、このぐらいならという目安があります。
でもそのことを話すと、
「それぐらいでやめるなんて、水飲むのと同じだ。」とか、
「そのぐらいだと酔わないんだ。」とか言われます。
はい。その通りです。
酔わないレベルで切り上げるから、悪さもしないのだ思います。
むかしは祭りや、冠婚葬祭など、
年に数回というめったにないときにふるまわれてきたお酒です。
現代は手を伸ばせばすぐそこに、飲んでくださいとアルコールのほうから誘いがかかります。
楽しいお酒、おいしいお酒を飲んでほしいです。
晩酌を続けているお父さんのことを心配して、
時々一人で奥さんが外来に見えます。
「最近、夕方4時となると、自分で勝手にお酒を注いで飲むようになって、血圧も寒いと高くなるのに、私がいくら言っても聞いてくれないんだ。」
「今度血圧はかりに来た時に、注意してもらいたい。」
お父さんはお家の中では、一国一城の主なので、
家来に当たる下々の女性のいうことには、
耳をかしません。
(そのような方が多いです。)
外食でのアルコールは、ある程度量が限られるかもしれませんが、
自宅で一人手酌のお酒はついつい、少しずつ量が増えていきがちです。
それをそばで心配しながら見ている家族がいること知ってますか?
少しだけ頭の中において美味しいお酒を飲んでください。
できれば週に三日は休肝日設けてくださいね。