今日は、小学生の女の子がインフルエンザによる熱発で見えました。
インフルエンザの検査でもめでたく陽性。
「学校休めるけど、ゲームしないでゆっくり寝るんだよ。」
一番接触するお母さんにも、薬を渡し、
無事終了と思いましたが確かもう一人弟さんがいたはず?
「弟さんは熱でてませんか?」
「うーん、熱出てないんで、今日は登校したんですよね(汗)。」
お姉さんにくっついていたはずなので、
たぶん近いうちに熱が出てくる可能性があります。
それよりも、まだ発症していないけれど、
検査してもたぶんインフルエンザマイナスと出てくるでしょうけれど、
家族の一人がインフルエンザの症状を認めたら、
もう一緒に過ごしていた家族はうつるもの、
熱が出てなくても感染源になってしまうものと考えていただくことが必要です。
熱が出ていないから、
家にいても退屈だから、
忙しい大人は子供の屁理屈に時々負けてしまいますが、
地域全体の流行拡大を避けるために、
各家族が意識して予防することを、
行動に移さなければなりません。
疑わしいとおもったら、休むことが大切です。
(ただ寝てるんじゃなくて、水分の補給、薬の内服、着替えなど案外忙しいんです。)
「そんなこといったって、仕事があります。」といわれる方もいらっしゃいますが、
仕事先のお得意様にインフルエンザをうつしに行ったなんてことになったら、
会社全体への損失は図り知ることができません。
自分のことだけでなく、全体を考えることが、
インフルエンザのようにうつりやすい、流行しやすい病気の場合必要です。
インフルエンザにかかり、5日間仕事を休んでたけど、咳が止まらないという男の方が見えました。
「きちんとやすんでました?」
「はい。」
ニコニコした顔で言われます。
ぐあいわるくなさそうなんだけどな?
「どんな風にぐあいわるいんですか?」
「寒気がずっとして、咳と痰がひどかった。
熱も時々38度あった。でも食事はしっかりとれていましたよ。」
「お水は十分に取れていましたか?」
「うーん、飲んでるつもりだったけど少したりないかな。」
確かに具合がわるいからみえたのです。
でも相手を気遣う人ほど、
ほんとに具合が悪いときでも具合悪そうにしていません。
咳をして眠れない日が続いていたことや、
インフルエンザになる前にかなり疲れていたことなどは、
最後の最後に吊り上げるような形でこちらから、
引っ張り出してこないとあらわれないのです。
その分治るのに時間がかかります。
それなのに「インフルエンザになって一週間になる明後日から、
仕事に行ってもだいじょうぶか?」なんて聞いてきます。
「まだ咳がとまらないでしょ?
周りに感染を広げることになるから、きちんと身体が本調子になるまでやすんでください。」
と、冷たく宣言するしかできません。
家族の心配よりも、会社への貢献。
仕事人間のお父さん。