自分への愛情のかけ方

生活の知恵的な体調管理

救急対応の話し合い(横道それました)

今日はズームで救急時の対応のお話がありました。

コロナ禍であればこそ参加できたお話会でした。

普通は県の福祉担当の方とそれなりの病院の救急担当もしくは院長先生などの参加のみ(らしい。)

 

横浜市では24時間対応の救急専門の先生を確保しているけれど、

それなりの予算と生じてくる救急の件数とで成り立っていて、

これからどんどん少子化高齢化する田舎ではいかがなものかというお話でした。

 

川の流れに例えると下水処理の位置に医療は当たると思っています。

下水処理上の機能が落ちてきたけど経済的に苦しくて、

人力でなんとかしようとしていますが、

上流からは病気=汚れが次々と流れてきています。

病気=汚れが少しでも少なくするには、

上流での注意が必要ですが、

その視点が専門の先生方のお話では聞くことはできませんでした。

 

 

20年以上まえ、

救急救命士さんは総合病院の先生から心電図読影無視や経過報告を無視されたりで、

その怒りを救急搬送を頼む側の医療者にぶち当てていました。

 

研修医の時に救急搬送を受け入れる側であったため、

送る側になって少しでも血圧安定=状態の安定化を図るために、

酸素の投与、点滴確保するだけですが、

病院までの40分をつなげるよう努力しましたが、

余計な事するなという感じの対応でした。

 

それは私が多分相手を立てるということをしなかったための災いです。

でも救急時に考えてみてください。

そんな大人の余裕。

当時は微塵も持てませんでした。

時間外に一人で往診に出かけて、

こりゃだめだという状態でできるだけのことして119にお願いするんです。

そのような状態になるには何十年の不摂生の積み重ねがあるのですが、

苦しんでいる人を目の前にそんなことはいっていられません。

 

時には息が止まっているということで、

いつもみている患者さんではないところにもいかなければなりませんでした。

すでに救急車は呼んでいるという状態です。

息が止まってしまった人の家族は動転してどうしたら良いのか分からなくなっています。

酸素を投与するにも、心マするにも人の手が必要なのに、

手が足りませんでした。

 

とにかく最低限のことを手早くしてきたつもりですが、

チームワークでこうあるべしの目標を掲げて行動する隊員の人たちからしたら、

不満足なことだらけであったのでしょう。

 

もう自分だけアリジゴクみたいに急変を待ち構えているのはやめようと思ったきっかけがあります。

 

それは心臓の病気で対応した方が、

退院された後にそんなに大騒ぎしなくても良かったのさ的に、

「大したことなくてすぐ退院できた〜」といわれた時です。

こちらの努力は無視というか分かってもらえませんでした。

事実はそうなんです。

軽くすんだからこそ早くに退院できた。

 

でも

 

あの時早めに処置しなければ、

元気に帰って来れるかわからなかったんだよって思いながら眺めていました。

(結局自己満足の問題でした)

そしてそういうトラブルはいつも時間外であっという間に時間が費やされていきます。

 

 

いつも水分を十分にとってくださいとお願いしていました。

でも美味しいものしか口にしたくありません。

カフェインたっぷりの煎茶やコーヒーしか口にしたくありません。

軽い脱水がデフォルト状態になります。

暖かくなってきたなあと思って急に寒くなる不安定な天候が悪さして、

冬の終わり頃に日頃の怠慢が病気を芽吹かせます。

 

今も医療というのは後手後手の立ち位置です。

ある方に「医者が予防だって。」と笑われたことがあります。

(医者は病気を治してなんぼ、お金もうけできないんじゃないのってことです)

お金より人間らしい生活が欲しかったです。

医者だって人間です。

体調管理して少しでも元気でいてください。

(本当に願っています。)

 

あほな私は大事な子育ての時期に救急隊員と張り合ったり、

(チーム対個人なので勝負は見えています。この時には異質なものは正しさはどうあれ弾かれてしまうという体験をたくさんしました。

良いと思うことをしても認めてはもらえず知らないふりをされるのです。

理不尽さの練習をたくさんしました。)

亡き母の後釜狙いの従業員と戦ったり、

ずいぶんともったいない時間の使い方をしてしまいました。

 

 

過疎地だからこそ社会の変化の波をいち早く受けています。

もう昔みたいに、好き放題して具合が悪くなったら頼むという姿勢では共倒れなのです。

ある程度の体調管理、健康管理を自分なりにしていかないと、

別の意味での医療崩壊が起こってきます。

健康管理してピンピンコロリで死ぬまでいきましょうという協力をお願いしています。

 

 

晩酌は急変時の余力をなくしていきます。

(先にも書きました、除雪の労働負荷で不整脈発症しています)

脱水も栄養不足も油断をしたり、

高齢になればなるほど変化は急にやってきます。

売らんかなの誘惑に負けずにいかに元気でいられるかを、

時々は振り返ってみてくださいね。

(こういうとおへそが横についている人ほどいつ死んでもいいっていわれるんです。

でもそんな方ほど毎月きちんと見えて、

長生きされるんです)

 

ルーチン化するのは仕事だけではありません。

日常生活における体調管理の基礎作りも必要です。

一人暮らしの方は健康的な自炊ができるようにお料理の本などめくってみてください。

自分の身体に入るものから健康は作られます。

まずは水分1,5L/日からはじめてみませんか。