自分への愛情のかけ方

生活の知恵的な体調管理

水分不足注意報

今日も水分不足による症状の方が見えました。

自分で意識せずに水分不足が起こっていると、

体内では詰まる、固まる、石ができるなどの病気が起こりがちです。

 

80代のお母さんは最近咳が出るのでのど飴をひっきりなしに舐めているとのことでした。

家族に風邪がうつらないようにしたい。

でも咳が止まらない。

じゃあのど飴なめよう。

一時的には咳き込みはなくなりますが、

また再び咳き込みが始まります。

夏ほどではないけれど水は飲んでいるし、

喉が乾かないので水分不足だとは思っていません。

今頃は寝具が大体暖かいものになっています。

それもとてもあたたかいものに。

暖かいものを飲むとすれば、

カフェインたっぷりの煎茶が筆頭に挙げられます。

(利尿効果あり)

下着だって今流行のヒートテックです。

暖かい時と同じくらい着衣の下では目に見えない水分が奪われているのに、

体に必要なノンカフェインの水分は不足気味になっていきます。

500mlのペットボトル3本を目につくところにおいて、

一日かけて飲んでみてくださいとお話ししました。

 

 

さて、もう一人は若いお兄さん。

なんだか最近めまいがするんです。

お仕事忙しいですよね。

はい。

でも昼ご飯も食べる感じでなくて。

夏の疲れが後を引いています。

しっかり栄養のある食事をしないとなりませんが、

若いし忙しいとなれば、美味しいもの好きな物が多分食卓には並びます。

胃も心臓も膀胱も大腸も動く筋肉。

栄養が十分に取れないとしたら目に見えるところだけでなく、

目には見えない体の中の筋肉も痩せていきます。

スカスカになっていくイメージです。

いつもの水分、タンパク、脂質、ビタミン、炭水化物の順序で大切なんだよ〜と叫んだ次第です。

 

数ヶ月で体はそれほどダメになりませんが、

何十年も仕事命で十分な栄養を取ることをせず、

いろいろな病気になってあちらに行かれた先輩をたくさんみてきました。

代表として戦後頑張ってきたお母さんたちです。

いさばという仕事をずっと家族のために頑張ってきた人たち。

力強くて自信もありいろいろな世界を見聞きしているので、

私がいうことになんて耳を貸すわけもなく一筋縄ではいかない方ばかりでした。

お惣菜を作りその販売もしていますから、

舌も超えていてまずい物なんて食べたくありません。

でもそのお母さんたちの身体に問題が見え始めると出てくるのは、

一番は不整脈、弁膜症、心不全の道筋でした。

 

心臓の動きをコントロールする伝達系は特殊な心筋でおこなわれます。

血圧が高いのに十分な栄養の届かない心筋はどうなるでしょう?

心筋は外側から見ると弁膜の部分が箍(タガ)のようにおさまって、

弁膜同士が隙間なく動いています。

血圧が高いまま頑張っている心臓は少しずつ大きくなっていきます。

箍が合わなくなっていって、

弁膜がしっかりとじることができなくなったりします。

みんな歳のせいだで終わらせてしまいがちですが、

その心不全になる前は元気だったお母さんたちが、

どんな日常生活をし、どんな食事をしていたか。

タンパク質不足で炭水化物、塩分多しの食事です。

漬物とごはんということもあります。

肉はあまり好みません。

魚も一切れは食べられていません。

ちょうど粗食の勧めが流行っていた時期にも重なります。

 

外見だけでなく体の中にもきちんと栄養が十分入っているかどうかで、

老後が決まると思います。

今は色々な考え方があります。

栄養の取りすぎの方もいらっしゃるでしょう。

でもその取り過ぎというのは身体には本当はそんなに必要でない成分の取りすぎであって、

必要な栄養は取れていないのだと思います。

明日もまた吠えよう!!と思った日でした。

 

 

 

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