閉経後の骨折を予防するには4つの「あ」が避けること大切です。
主に食餌療法のことになりますが、
1。油もの
2。アルコール
3。甘いもの
4。慌てぐい(飲み込むような食事の仕方)
骨粗鬆症と糖尿病について研究をされている大分県の高田中央HPの糖尿病内科の先生のお話がありました。
骨粗鬆症は将来的に必ず起こってきてしまうものです。
ですから予防をすれば骨粗鬆症からの骨折、寝たきり、運動機能の低下、認知症などへの流れを止めることは可能です。
以前からエストロゲンの分泌が少なくなる閉経後の骨折が増えることはわかっていました。
腰が曲がっている女性を見かけたら背骨の圧迫骨折が隠れている可能性は高いです。
そこに糖尿病が合併している場合には10年早く骨のもろさが生じてくるそうです。
100年生きると言われる時代ですが、
女性は50代になったら60代に生じやすくなる骨折の生じやすさを抑制していく必要があります。
糖尿病を合併されている女性はそれよりもまた10年早く予防していかなければなりません。
なぜ糖尿病が骨折と関係があるのでしょうか?
キーポイントになったのはインスリンでした。
骨は新しい骨を作り出したり古い骨を壊したりしながら存在しています。
複雑な関係性を保ちながら生産と破壊をくりかえす骨の中では、
インスリ不足によって骨を作り出す細胞が少なくなり、
骨を作ることがうまくできなくなるのでした。
インスリン不足も原因の一つですが、
上にあげた4つのものを取りすぎたりやりすぎたりすると、
増えてくるのが中性脂肪。
腎機能の低下からカルシウムやマグネシウムの骨の材料が尿中に漏れ出て行ってしまいます。
材料不足も引き起こしてくるわけです。
糖尿病治療のコントロールの目安として有名なヘモグロビンA1cですが、
こちらの項目で血糖の高い患者さんの治療を一般的な治療と、
急速に血糖値を改善させる治療方法で行ったところ、
腎機能障害の程度はほぼ同等で二つの間に大きな違いは認められませんでした。
糖尿病といえば血糖値と、ヘモグロビンA1cですが、
合併症である腎機能障害や眼底の網膜の異常にいちばん関与するのは中性脂肪。
甘いものをたくさん食べて動かないと余剰品として体内に増える脂肪がいちばん悪さをしていたのでした。
60年前から糖尿病の患者さんの骨は骨折しやすくSugar bonesと呼ばれていまいしたが、
中性脂肪をいかに正常域にとどめるかで糖尿病性の合併症の悪かを防ぐことができることがわかってきました。
長々と書いてしまいましたが、
上の4つを気をつけましょうということでした。
1。油もの
2。アルコール
3。甘いもの
4。慌てぐい
注意しましょう!!