今日も早めに通院して待合室で待っていてくれた方たちに、
お肌のチェックの説明をしました。
今日はデイサービスに参加していないご夫婦が三組見えていました。
「いや~、そんなとこ見てもらわなくても。痛くないしだいじょうぶだ。」という言葉をうのみにせず靴下を脱いでもらって正解でした。
(爪きり前と後の写真です。)
爪が伸びすぎて皮膚を覆っていました。
この方は畑仕事がだいすきで昔は自転車に乗って毎日外に出かけていたのですが、
あるころから歩き方がよちよち歩きになってきました。
「転びやすくなってね、自転車やめたよ。」といわれました。
運動不足なのかな~と思ってスルーしてしまった結果がこちらです。
腰痛や眼が悪くなって自分で爪を切ることができなくなっての流れなのでした。
物忘れがひどくなってきたことや外出することが少なくなってきたのは、
爪が伸びすぎて足がしっかりと身体を支えられなかったから。
今日は注意しながら皮膚を覆っていた爪を切りました。
ご夫婦二人暮らしです。
お父さんもお母さんの爪を見たことはありませんでした。
多分時々見える息子さんも見たことはないはずです。
この文章を見ている方で田舎にご両親が住まわれているかたへ、
今度ご実家に戻られたら一度ご両親の足、爪、肘、背中などの皮膚を一度確認してあげてください。
孫の手で掻き壊した跡が残っていませんか?
足首のところがカサカサになっていませんか?
爪が白癬(水虫)でボロボロになっていませんか?
病気は医者だけがなおしたり見つけたりするものではないと思います。
高齢になり、自分の身体を少しずつ管理できなくなっている元気で一人暮らし、
夫婦暮らしをしている方たちと触れる方はみんな異常時の早期発見者になりえます。
恥ずかしいからといわずに今度本当にご両親の足を見てあげてくださいね。
昨日ちょうど健康番組でやっていた足指のストレッチも簡単にできます。
(足指を反対の手の平と握手して足の甲のほうへ曲げること数回、やさしく曲げるだけでOK)
足指がしっかり地面に踏ん張り立てるようになります。
ストレッチが難しければブーチョキパーや、
足裏にゴルフボールやテニスボールを置いてごろごろしてください。
血流が改善されて型押し羊羹のようになっている足指が元気になってきます。