シャワーをよく浴びる夏ではありませんが、
使わずにおいて置くことの多い冬でもあるので気になった記事を一つ。
シャワーヘッドが病原菌で汚染されている可能性があるという記事です。
アメリカのコロラド大学のMatthew Gebert 氏が行った研究からみちびき出されました。
米国や欧州において650家庭で使用されているシャワーヘッドを調べました。
その結果、各家庭のシャワーヘッドには大量の細菌が見つかり、
その土地の水質や水源によって異なっていたそうです。
塩素系消毒在で消毒した水を使用する過程では特定の細菌の濃度が高いことも判明しました。
マイコバクテリウムという抗酸菌がシャワーヘッドに多く見つかったアメリカの地域では、抗酸菌が感染して生じる肺非結核性抗酸菌症患者が多いことが明らかになった。
アメリカではカルフォルニア、フロリダ、ニューヨークがその地域に含まれていた。
シャワーを浴びる=身体を清潔に保つというイメージが一般的ですが、
住む地域によって、水質、水源の違いによってシャワーヘッドに細菌が存在しやすい場合があるということで、
前回使用した水を綺麗に流し、シャワー自体熱湯を通らせることで、
存在しているかもしれない細菌を除去してから使用しなければならないのでしょうか?
シャワーヘッドで繁殖する細菌はほとんどが人間にとっては無害ですが、
湿った環境で繁殖しやすい傾向があるため、歯ブラシやシンクなどの湿ったところにはどこにでも存在する可能性はあるそうです。
シャワーヘッドの掃除はアンモニアを含む消毒剤を用いて1~2週間に1回程度行うことを勧めていました。
*お風呂掃除などの水しぶきを吸入してしまう回数が多い人が罹患する肺MAC症も仲間の一つ。
*免疫機能が低下したお年寄りはお風呂掃除の時は換気をしながらマスクをしたりする方が安全。