自分への愛情のかけ方

生活の知恵的な体調管理

ネパールの医師からの日本人観光客へのお願い

海外旅行のお話しが多くなってすみません。

インターネットビジネスのコミュニティでは簡単に海外へ行かれる若い方が多いなあとおもいました。

根っこが生えた私には世界をまたに駆け抜ける風神雷神の如しに見えてきます。

そこで田舎にいながら自分ももしチャンスがあればいけるようにと海外旅行についての勉強をしています。

昨日参加したばかりの勉強会では二人の先生が口角泡を飛ばさんばかりに同じ話題をお話しされました。

 

ネパールのある診療所の先生が旅行医学の雑誌に論文を投稿していたそうです。

日本人ワクチンしっかりしてこいや的な内容。

ヒラヤマへの窓口であるネパール。

登山を始めトレッキングなど魅力的な山々の入り口です。

そこで日本人の観光客だけが多くかかってしまう病気が二つ。

チフスA型肝炎

日本では承認されてはいないけれど存在する腸チフスワクチン。

トラベルクリニックと標榜されているところに行くと接種することは可能です。

(在庫の有無などですぐに接種することが難しい場合もあります。

旅行される前に余裕をもって対応できるように連絡をしてみてください。)

A型肝炎は日本でも医療従事者を守るために接種が義務付けられていたり、

チフスワクチンよりは身近に存在するものです。

どちらのワクチンも本来であれば打つ必要のないものですから、

体調の良いときに受けることができるような注意が必要です。

 

チフスA型肝炎もきちんと治療さえすれば治癒する疾患です。

 

ただ旅行先や登山中の高山の道のりで発症してしまった場合、

死に至る場合がないといえないのです。(発展途上の外国では点滴が簡単にできるとは限らないです。)

海外へは日本の救急車が行くことはできません。

飛行機で病気の身体を移動させるためにどのくらいのお金がかかるのかといお話しもされました。(飛行機のビジネスクラスを5~6席潰して横になって帰ってくる場合を考えてみてくださいとのことでした)

旅行の時は必ず保険(無制限特約)に入ることを推奨されていました。

 

経口感染(感染者との握手した手でものを食べたり、感染者の触った食品を口にしたり)予防のための注意点:

食品:危険→生魚、生肉、サラダ、ハンバーガー、皮の向かれた果物、イチゴ、生チーズ

   安全→熱の通った食事、皮のついた果物、調理された野菜。

飲み物:危険→水道水、氷、未殺菌の牛乳

   安全→ミネラルウォーター、煮沸水、瓶入りや缶入りの飲料。

食事をするところ:危険→屋台、現地のまずしい人ばかりの食堂

        安全→ホテルのレストラン、外国人の多い食堂