自分への愛情のかけ方

生活の知恵的な体調管理

復活

暴風雪が続きいつもの病院通いができませんでした。

風はまだ強かったのですが昨日病院に行ってきました。

 

病室が1人部屋から3人部屋に変わっていました。

ドアを開けて覗いてみると、

セッティングされたおひるごはん(流動食メイン)を手にもってご飯を食べています。

 

「おとうさん。ご飯食べられる?」

「ん、なんだ。」

 

声はかすれ弱弱しいですがきちんと反応します。

感染には弱くても復活する力がありました。

リハビリ病院での規則正しい生活、食事、運動。

自宅で自由気ままにしていた時とは異なる流れが弱っていたはずの身体を、

元気にしてくれていました。

 

ただ一人で全部きれいに食べるまでには至らず、

時々眠りこけそうになりながらの食事のため、

最後のほうは介助し全量摂取することができました。

 

途中いつものご飯への文句も出ました。

味付けの濃いものが好きなのに病院食は薄味だというのです。

食事への文句が出たらしめたものです。

元気な時の父の口癖ですから。

 

途中顔を出してくれた若い看護師さんの声を聞いたら、

かすれ声ではなく身の入った声で反応しています。

(80になっても男のさが全開)

この調子で少しずつでも回復したら必ず一度うちに連れて帰ろうと思いました。

 

この冬は異常気象が最後にたくさんやってきました。

いつもは使わない電気毛布を引っ張り出して使う人がかなり見えました。

電気毛布の使い方しってますか?

本当に正しい使い方なんてないかもしれませんが、

寝る前まで温めて睡眠中は電気を切るようにしたほうが安全だと思います。

電気がついたまま寝てしまうとへたをしたら人間版のしわしわ煮豆が出来上がります。

 

一晩ずっと電気をつけて寝てしまうと一晩でかなり脱水が進んでしまいます。

朝起きた時の異常な口渇、のどのいらいら、痰のからみ、立ちくらみ、めまい。

いろいろな症状が出てしまいます。

 

体がうまく動かない場合、

トイレに行く回数を減らすために水分摂取量が少なくなる場合があります。

自ら尿路感染症(膀胱炎や腎盂腎炎)を引き寄せてしまいます。

 

寝室の室温調節も大切です。

暖房が切れてとても寒い中肌が触れる布団の中だけ電気毛布で温めていると、

起床時の寒暖差に血圧が変動しやすいです。

パネルヒーター、オイルヒーターなどの空気を汚さない暖房器具を、

寝室、お風呂場、トイレなどに設置するよう冬のはじめには耳だこでお話ししてきたはずでした。

でも案外みなさんケロッと寒い中スリッパもはかずに廊下を歩いてたり、

退院直後にはきちんと設置していたパネルヒーターもこの冬は出さずに済んだなあとのんきなことをいわれます。

事後報告を受ける私は何事もなくて本当に良かったと思うしかありません。

今年は冬の前に暖房設置のチェックシートを作ろうと思います。