自分への愛情のかけ方

生活の知恵的な体調管理

命の確認

今朝も寒い朝です。

診療所の鍵を開けに行くともうガラスバリの内玄関に人影が見えました。

一人暮らしのお母さん。(80代)

なんでもできて元気て勝気なお母さんです。

番号札をもってすぐにお家に戻るのかなと思ったら、

話しを聞いてほしい感じです。

「うちのお父さん、遠くの病院から近くの病院にうつった。」とのこと。

二人暮らしで毎日1万歩をあるき畑仕事を一生けん命されていました。

去年の暮れにお父さんが倒れお母さん一人暮らし。

いつも二人での受診が一人きりです。

デイサービスにもまだ行かなくて大丈夫といわれます。

 

ずいぶんから診療所や病院のサロン化が叫ばれて、

悪名高く週刊誌に取りあげられました。

しかし田舎では自然な流れでサロン化する場所がここ(診療所)しかないのです。

 

数年前までのおかあさんなら、

自分の行動は正しいとこちらの話にはあまり耳を傾けてもらえませんでした。

 

でももう放っておくことはできません。

 

デイサービスに通えるようになるまでこちらで見守ります。

女性の場合はお話しすると何とかなります。

 

一番大変なのが元大黒柱で頑張ってきた家庭内のどん。

お父さんです。

具合が悪くなっても少しお花畑になったとしても、

今までのしがらみで他の家族のいうことなんてお構いなし。

もちろん通院も嫌になったら自己判断でやめてしまいます。

自分の人生なのだからそれでよいといわれますが、

介護する家族が大変です。

私の力では支える限界域を超えてしまっても、

今はベッドをたくさん持つ病院もちかくにあります。

ありがたいことです。

近所だから前見てもらっていたからの関係だけでなく、

今一番適切な行動をとるべきです。

自宅で好きなように暮していたら動けなくなった。

食べられないから点滴してくれは、

もう20年前に私のほうでは卒業しています。

 

お互いに協力していかなければはっきりいって資源(医者という人生や人間)の無駄遣いです。

 

冷たいように聞こえるけれど20年前から自分の体調管理をしっかりしていこう。

お水を飲んで血管が詰まらないようにしよう。

便秘を気を付けて、運動も毎日簡単にできるものと叫んできました。

 

うるさがられ薬だけ出せばいいんだの患者さんは離れました。

 

身体のことばかり叫んでいて面白味がなかった事はごめんなさいです。

 

でも100歳までいきるとなったら、

父の入院もきっかけで楽しく生きように方向転換少しだけしました。

 

毎日身体の心配で生きるのではなく、

ある程度の体調管理は前提条件としてすべて医療サイドにお任せするのではなく、

いろいろなところから聞こえてくる健康情報を参考にしながら、

人生の振り返りや子や孫へ伝え残したい事を再確認していくことで、

毎日が宝物探しみたいに楽しく生きることができるようになります。

 

今まで山あり谷ありの人生を頑張って生きてきたわけです。

 

そんなに簡単にあっちの世界には行けないですよ。

 

大黒柱で頑張ってきたお父さん(特に)、ある程度の年になったら、

子供たちのいうこと聞いてあげてくださいね。

それが家庭円満のこつです。

今日は朝から命の確認通院情報でした。