自分への愛情のかけ方

生活の知恵的な体調管理

具合が悪いのに除雪する症候群

今日一番に見えた方はいつもにこにこでも頑固なおばあちゃん。

 

今日はいつもより元気がなくぐったりしています。

 

何かしたでしょと言ってもなかなか話してくれません。

 

体調管理以前の問題で手をこまねいているというか、

 

自分のからだすら今の状態でただあるだけがやっとの方が多いです。

 

食欲はあるよといわれますが、

食が細くなってのあるよ状態ですから基本からのマイナス状態が前提です。

 

 

いろいろ聞いてわかったことは、

 

 

屋根に降り積もった雪が家の前の道路に落ちて邪魔になっていないかどうかが心配なのでした。

 

「一昨日は確かに無理をした。

でも昨日はそれほどでも無い。

大丈夫だ。」

 

無理をした=除雪をしたと言うことです。

 

田舎は近所つきあいが盛んです。

 

雪が降るとみんなが頑張って除雪をして村の中の道路の安全を確保します。

みんなで協力して頑張ります。

 

大昔は筋肉もりもりの屈強な男性が陣を取りました。

 

今は家を守る老夫婦や家を守ってるひとが担当です。

(大きな道路は除雪車が走ります。)

 

そのおばあちゃんも言うに及ばず昔からの流れで、

雪が降ってから除雪のことが気になって気になって仕方ありません。

 

地面の雪が雨で溶けたと思っていたら、

屋根に積もっていた大量の雪が落ちてきて家の前の道路に落ちてしまいました。

その雪を「ゆっくりゆっくりかたづけた。」そうなのです。

 

前回の受診の時に、

心臓にどれだけ負担がかかっているかの血液検査をしていました。

ずいぶん前に病院へ救急搬送された時の一歩手前の数値をそれは示していたのです。

 

げんきのなさ。

 

まぶたのうっすらとしたむくみ。

 

声の弱さ。

 

いろいろ証拠は挙がっていますが、

本人は「大丈夫だ。」。

 

まずまず無理をしないように言いました。

すると、

「遠くの息子からも無理するなって怒られてるんだ。」

と悲しそうなかおをされます。

 

「お母さん、何も好きで怒ってるわけでない。

お母さんに長生きしてもらいたいから心配で怒ったように行ってしまうんだよ。」

 

「そうだかなー。」

 

なんとか自分一人で歩けます。

 

もう無理はしないと約束しておうちに帰りました。