年末年始が近づき海外でゆっくり過ごそうとされる方たちがいらっしゃると思います。
パスポート更新の際に登録したメールから、
毎日日本にいながらにして世界中の動向が少しだけ知ることができます。
今日は今年地元でも局所的に流行した麻疹について記事が流れてきました。
コートジボワール:アフリカにある人口2千万の国です。
1960年代にフランスから独立しており、
公用語はフランス語。
経済状況はほぼ佐賀県と同じくらい。
主要産業はカカオ、コーヒー、イモ類、天然ゴムを中心とする農業。
鉱業(ダイヤモンド、石油)、林業。
という国ですが、
こちらで麻疹流行中。
もしいかれる方は気を付けてください。
以下記事内容
・コートジボワール西部、クイブリ地区を中心に麻疹(はしか)の流行が確認されています。
アビジャン周囲での感染者報告は今のところありませんが、感染力が非常に強いウイルスによる感染症であるため、人混みにはできるだけ近づかないようにし、外出後は手洗いうがいを行って下さい。
麻疹の初期症状は、咳、鼻水、発熱で、発症から2~4日後に体幹から四肢に及ぶ発疹や口腔粘膜の荒れが出現します。
麻疹はワクチン接種によって予防可能で、感染しても症状は軽くなります。
ワクチンの効果は15年程度で減弱するため、1990年生まれの方から定期接種が2回に変更になりました。
1980年以前は麻疹の患者が日本でも多く見られたため、ワクチンの効果が自然免疫によって強化されていました。
よって、1970年代~1980年代出生の方に流行が見られています。
麻疹は自然治癒しますが、肺炎、中耳炎等の合併症をきたすことがありますので、疑われた場合には医療機関を受診して下さい。
当地の医療機関にて、麻疹ワクチン、または麻疹風疹おたふく風邪混合ワクチンの接種が可能です。