自分への愛情のかけ方

生活の知恵的な体調管理

サルモネラ菌と食中毒

サルモネラ菌と食中毒

 

地元ではお盆過ぎから高熱と下痢の症状が多くみられたためなのか(もしくは某ポテトサラダの影響?)、

とうとう保健所の情報収集が始まりました。

 

サルモネラ菌による食中毒は夏に多いです。

 

872時間の潜伏期間のあとに、

腹痛、高熱、嘔吐。

数回から十数回の水溶性下痢、粘血便など認める。

脱水が進んでもうヘロヘロ状態になり、

熱が出て嘔気で水分を取れない為、

点滴が絶対必要です。)

もともとの体調がわるいと{ステロイド使用している方、65歳以上の高齢者、後天性免疫不全症候群、炎症性腸疾患、透析患者の方たちは特に注意!!}

 

腸管内だけではなく菌が血管内に移動して菌血症となって心臓や関節などの炎症、胆道感染、中枢神経感染などを引き起こしてきます。

 

一件当たりの患者さんの数も多くなります。

 

大量に調理されるお弁当やお惣菜が原因として多く、

食材の中では鶏のミンチ肉、卵が原因のことが多いです。

犬や猫がその菌をもっていることもあり、

その排泄物で汚染された河川や土壌や、その土壌から栽培される野菜が汚染されている場合もあります。

調理の時には調理者も食材もよく洗う必要があります。

ペットを触ったらやはりこまめに手洗いが必要です。

たまごは鶏のお尻から出てきます。

もちろん現在は鶏卵選別施設では卵の洗浄が徹底されていて、

卵殻についた菌からの汚染は減っているそうです。

しかし鶏の卵管や卵巣内に菌が住み着いていることもありすでにサルモネラ菌に感染している場合、

そのような卵を使った自家製のマヨネーズ、アイスクリームなどが原因になることもあるそうです。

 

一番の予防は卵や食肉の生食を避けることです。

→鳥刺し、牛生レバー、豚生レバー。

 

大体の菌は加熱(60℃・15分、70℃・1分)で殺菌されます。

生野菜なども流水で洗うことが大切です。

 

冷凍食品の場合は冷凍中には菌は増えませんが、

電子レンジで解凍されたあとに、

常温に放置したりすると菌が増殖することがあるので十分に加熱をすることが大切です。

 

目に見えないものを相手にするため、

いらぬ心配に見えそうですが、

死亡事故に発展したりしています。

注意するに越したことはありません。

今日はいつもと違い堅苦しい流れでした。