自分への愛情のかけ方

生活の知恵的な体調管理

グループホームでの食事

今日は往診でした。

 

グループホームに入られているお母さんたちに会いに行ってきました。

 

「いつもと特に変わりません。」

「みなさん、お元気です。」

もうそれぞれ自分の夢の空間で遊んでいるといっていい方たちばかりです。

そのため笑顔がめちゃくちゃ可愛いんです。

 

グループホームを利用していないときは、

食事がキチンと食べられず、トラブルばかり起こしていたかたですが、

今は見守りと、タンパク質がしっかり一日50グラムは含まれている食事内容で体調も精神状態も落ち着いています。

 

ホームの食事は外注。

 

中身は栄養士さんにお任せです。

 

もちろんプロだからタンパク質を上手く朝に10グラム、

昼に20グラム、夜に20グラムという風にうまく振り分けています。(今日献立表で確認してきました。)

 

そこに入られている間は良いけれど、

もし自分一人もしくは栄養のことを知らない家族が食餌を担当することになったら?

 

一日なんグラムなんて考えないでしょう、たぶん。

 

そんな時はあまり悩まないで、簡単に取れる栄養補助食品を活用しましょう。

そしていつもの自分の食事を楽しむことができればいいのかもしれません。

食べることが唯一の楽しみの場合だってあります。

 

間食に食べていたおはぎや、羊羹代わりに、

バランスの取れたお菓子タイプの栄養補助食品を使えば少なくとも、5~10グラムは確実にタンパク質をとることができます。

 

逆に簡単にたくさん取れてしまうのでかえって危険かもしれません。

 

なのでいつも言ってる水分補給も十分に。

 

人生の最初と最後は見守り状態。

 

何を食べているかわからないけれど元気でいられるいい時代なのか。

 

自分で食事を作る機会がなければ、

健康のかなめとなる食事は他人軸で流れていく怖さです。

 

家庭科のお料理実習大切です。

 

キュウリがどれだけ薄く多く切れるかなんてのテストより、

生きていくうえで自分で健康維持することのできる料理を

何品作れるかが問題です。

 

30年以上前の高校時代を思い出してしまいました。

 

お料理はプロにすぐに任せてしまえば簡単ですが、

それと引き換え失うことのほうが多いように思います。

 

簡単なお料理一つ二つ自分で作れるようにいたしましょう。