自分への愛情のかけ方

生活の知恵的な体調管理

顔面強打

おでこにこぶを付けた女性。

心配そうに座っています。

自宅での事故です。

 

「スリッパをはこうとしたら、あっという間に転んでいたの。」

 

春、秋は散歩など歩いたりする時間も案外取れていたのですが、

今は冬。外では雪まじりの大風吹いています。

 

運動不足も手伝い、足首の動きがいつもより悪くなりやすいのです。

頭でスリッパはいたかなの状態で、突っかかり転倒してしまいます。

そのまま一直線に倒れこみ顔面打僕となります。

 

まだこのお母さんは、自宅内だったので、

ぶつかったところが外に比べてクッション作用が効いて、

瘤だけで済みました。

 

ずいぶん前ですが、

夜お酒を飲んで帰られた男性が、自宅前の道路で同じように、

足元が不安定になり、顔面打撲を生じたことがありました。

瘤だけでなく額からかなりの出血を認め、手先の痺れもありました。

かなりの力が顔面および頚部にかからなければそのようにはなりません。

どのように転んだのか本人も酔っていてわからないのですから

顔面の打撲の時は、頚部の状態にも気を付けなければなりません。

電話で一連の流れを聞きき、

自分の出る幕ではない状態と判断し、救急対応してもらうように言った覚えがあります。

 

あと強い力が作用した打撲の場合は、

事が起こってから二日間(48時間)は一人では過ごさないようにしたほうが良いです。

 

頭が痛くなったり、吐き気がしたり、

体調の変化が見られたら、CTやMRIで検査ができるところへの救急受診が必要です。

出血が脳内で起きているかもしれません。

 

3カ月から6か月後に、そのような症状や、会話がスムーズに話せないとか、まっすぐ歩けなくなる症状が出てくる方もいます。

どちらにしても、頭部の打撲は直後も大事ですが、

そのあとのフォローも大事です。