月一回、一人でバスに乗って見える方がいます。
80代後半ですが、お水も十分量飲むことができて、
足のトレーニングも欠かしません。
つい最近まで、
そんな人だったのに。
お正月、毎年実家に帰りすごされて、お家に帰ってきました。
なんだか、物忘れが進んでいます。
いくら実家であるとしても、
常日頃の我が家とは勝手が違います。
トイレに行くのを我慢したり、
そのために水分を取ることを控えたりされた可能性があります。
物忘れや認知症を生じるきっかけは、
急激な環境の変化であることがあります。
リフォームした自分の部屋が、
本当に自分の部屋なのかと問いただしたり、
夕方になるとそわそわして荷物をまとめだしたりしてしまいま
す。
あとどうしても加齢のため、
のどの渇きを感じることが鈍くなってしまうため
水分が十分に取れていなくて、
便秘になっている方が多いです。
便通管理は、腸閉塞や食欲低下が起きないようにするためにも、
大事です。
カレンダーに排便があった日は丸印をつけ、
3日に一度はきちんと出ていることを確認すると安全です。
自分で管理できるでしょと、
自立を促すことが大事な時期もありますが、
食事の食べ具合、定期薬の内服、水分摂取量など。
病院であれば看護婦さんが見守ってくれる側面が、
自宅ではほとんどほったらかしになります。
きちんとできているかどうか、
確認することで小さな変化を見逃しにくくなります。
大きく変化して知らない人のようになってしまう事を、
少しでも防ぐことにつながります。