自分への愛情のかけ方

生活の知恵的な体調管理

更年期と手指の不調の関係

 

働き者のお母さんほど手の不調が起こりやすいです。
若いうちはきにならなかった関節痛。
閉経と関係がありました。


薬剤師さんの月刊誌を読んでいて目にとまった記事です。

(調剤と情報:8月号)

 

手の痛みを訴えて外来を受診する患者さんの年齢層は50歳代前半が多く、
関節の変形を確認できるのは60歳代になってからが多いとのことです。
50歳代で生じてきた痛みに適切な治療を行わなかったため、
60歳代での関節の変形を来すという流れがあります。
手指の関節変形が生じてからは整形外科の先生のお世話にならなければなりませんが、
まだ変形がなく痛みだけと言う場合には、
閉経で減少してきてしまうエストロゲン【女性ホルモン】と、
近い化学構造をしているエクオールというサプリメントを摂取して経過観察してみてもらいました。
クオール大豆イソフラボンが腸内細菌によって代謝されて作られる物質】は、
エストロゲンが作用していた滑膜【関節、腱】に代わりに作用し効果発動してくれます。
エストロゲンが取り込まれるエストロゲン受容体にはアルファとベータという受容体が二種類存在しています。

(アルファ→子宮、卵巣などの生殖器、副腎、腎臓、
ベータ→骨、脳、血管、気道、滑膜(関節、腱)にそれぞれ多く存在します)

東京四谷にある手の外科専門の診療所では、
手指の不調を訴える更年期以降の患者さんに、
毎日10mgエクオール含有食品を3ヶ月間摂取してもらい経過観察しました。
半数以上の方に手指の機能や痛みなどの症状が落ち着いていました。
関節の変形が軽度~中等度のかたは駅オールおよびステロイドの注射が有効でしたが、変形が高度に進行した例では手術を検討する必要がありました。

このようなことから、エクオールは更年期以降の手指の変形進行を予防する手立てとなる可能性があります。
手指の酷使や加齢が原因と考えられていた更年期以降の女性が抱える手指の不調は、
更年期障害の一種でした。

 

大塚製薬 エクエル 112粒

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大豆イソフラボン エクオール 30日分

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