自分への愛情のかけ方

生活の知恵的な体調管理

在オーストリア日本国大使館 春の観光シーズンにおける注意喚起

このようなメールが流れてきました。

あの風光明媚なヨーロッパの代表ともいえるオーストリアでも注意しなければなりません。

行かれる方は注意準備して楽しまれますように。

そういえば行ってQのイモトアヤコさんがポケットのついた真っ赤なパンツをはかれていましたね。ちょっとやりすぎかもしれませんが。

(かなりこまやかな外交官の方ですよ。)

オーストリアではスリや置き引き等の犯罪が日常的に発生しています。
●観光シーズンは被害が急増し,日本人も多数被害にあっています。
●昨年夏頃から列車内で荷物を盗まれる被害が多発しています。

オーストリアにお住まいの皆様及び
たびレジ登録者の皆様へ

 観光シーズンには邦人旅行者を中心にスリや置き引き等の被害が多数発生することを踏まえ,在オーストリア日本国大使館では観光シーズンにおける注意喚起(安全な旅行・滞在の為のポイント)を以下のとおり作成しましたのでご一読の上ご留意ください。
 なお,この注意喚起は大使館HPに掲載しており印刷も可能ですので(PDF形式で両面印刷すると1枚の紙に収まります),当地滞在にあたり,また,当地を来訪される予定の方に書面でお渡しする等して安全な滞在のためにご活用頂けますようお願いします。
 
観光シーズンにおける注意喚起(安全な旅行・滞在の為のポイント):
(http://www.at.emb-japan.go.jp/data/jp/20180327chuikanki.pdf)
※当館HPの新システムへの移行に伴い4月3日(予定)以降は以下のサイトをご覧ください。
(http://www.at.emb-japan.newweb/files/000349072.pdf)

「観光シーズンにおける注意喚起(安全な旅行・滞在のためのポイント)」
2018年3月
在オーストリア日本国大使館

1 治安状況
 オーストリアは安全に思えますが,スリや置き引き等の犯罪が日常的に発生しています。特に観光シーズンは被害が急増し,日本人も多数被害にあっています。特に昨年夏頃から列車内で荷物を盗まれる被害が多発していますので注意してください。また,欧州でもテロ事件等が発生していることから,オーストリアでも危機管理意識を持って行動する必要があります。
 
2 安全のためのポイント
 外国にいることを意識して『警戒心を緩めず』に以下のような対策をお勧めします。
○ 毎日使う財布には必要最小限の現金(と使用予定のクレジットカードのみ)を入れ余分なお金や使わないクレジットカード等は別に管理する。【参考1】
○ パスポート,予備の現金やクレジットカード等を携行する場合は,別々の場所に入れ,人に見せないように工夫する。
○ 観光地,人混みの中,地下鉄等公共交通機関の中では,鞄やリュックサックは「体の前」に持つ。ショルダーバッグ等はベルトをたすき掛けにして「体の前」に持ち手をかける。【参考2】
○ レストラン等ではバッグや鞄は背もたれにかけたり脇に置かず,膝の上に置く等体から離さない(足下に置くのも危険)。席を離れる時は必ずバッグを持って離れる。【参考3】
○ ズボンの後ろポケットやコートのポケットに財布等貴重品を入れない。
○ トラムや地下鉄等の車内で人が密着してきたらすぐにその場を離れる。【参考4】
○ 地下鉄車内等で集団に囲まれたら,何か尋ねられても無視して鞄をしっかりと押さえて速やかに集団から離れる。【参考5】
○ 国際・長距離列車等では,パスポート等貴重品の入った鞄は網棚や足下に置かず手元に置く。【参考6】
○ 路上で警察官と称する者がパスポートや財布の提示を求めてきたら拒否し,身分証明書の提示を求め,警察(133又は112)に電話して警察官を呼ぶ。【参考7】
○ 駅や路上で知らない人からコート等が汚れていると突然声をかけられたら無視し,人目のある安全な場所(ホテルのロビーやお店等)に移動した上で確認する。【参考8】
○ 路上で突然花等を渡されても受け取らない。毅然とした態度で拒否する。【参考9】
○ デモや集会等を見たら,巻き込まれないために速やかにその場から離れる。
○ 現地の報道等に注意し,最新の治安・テロ情報等の入手に努める。【参考10】
○ 道に迷った時に備えて宿泊先ホテルの名前・住所・電話番号をメモし携帯する。また,携帯電話とは別に,家族や親族の電話番号等連絡先を紙にメモして保管する。【参考11】

3 緊急電話番号と咄嗟の一言
(1)電話番号
警察(Polizei): 133 又は 112,救急車(Rettung): 144,消防(Feuerwehr): 122
(2)咄嗟の一言
泥棒: ディープ (Dieb!), 助けて: ヒルフェ (Hilfe!)
救急車: レットゥング (Rettung!),警察: ポリツァイ (Polizei!)
警察を呼んでください: ルーフェン・ズィー・ポリツァイ! (Rufen Sie Polizei!)

【参考1】 パスポート,現金,カード等の貴重品を一つのポーチにまとめて持っていると,そのポーチを盗まれた途端すべてを失ってしまうので貴重品は分散して管理することをお勧めします。
【参考2】 見えない位置に鞄があると知らない間に開けられて貴重品を盗まれます。また,トートバッグやマグネット・ホックで開閉するバッグは手を入れやすいので貴重品を入れないでください。
【参考3】 椅子の背にバッグをかけたり,空いた椅子の上や足下にバッグを置くと置き引きに狙われます。また,ビュッフェでは,席にバッグ等を置いて食事を取りに行っている間にバッグを盗まれる被害も多発しているので,席を離れる時は必ずバッグを持って離れてください。
【参考4】 地下鉄等に乗車する際,後ろから強引に押すような感じで乗車しポケットや鞄から貴重品を盗んだり,乗車中前後を挟むように立って貴重品を盗むという手口のスリが発生しています。
【参考5】 地下鉄車内等において複数名で旅行者を囲み,一人が停車駅等を尋ねて注意をそらしている間に残りのメンバーがポケットや鞄から貴重品を盗むスリが発生しています。スリ集団は大人だけでなく10代前半の子供も確認されていますので,子供でも注意してください。
【参考6】 列車内で出発間際に犯人の一人が話しかけて注意を逸らしている間に別の犯人が鞄を盗む手口等,一瞬の隙をついて鞄を盗まれる被害が多発しています。改札のある日本とは違い,誰でも列車内に立ち入ることが可能なため,荷物置き場や網棚に置く荷物にはパスポート等の貴重品は入れないようにしてください。また,個室でも被害に遭う例もあることから注意が必要です。
【参考7】 旅行者が道等を尋ねてきた直後に偽警察官(私服や警察官風の服装)が現れ,麻薬捜査等を理由にパスポートや財布の提示を求め,これに対して旅行者(サクラ)がパスポート等を見せた上で同様に従うよう求めてくる形が一般的です。このような場面に遭遇したら,パスポートや財布の提示を求められても拒否し,警察官と名乗る者に対してはID(身分証明書)の提示とIDナンバーを要求した上で,警察(133又は112)に電話して本物の警察官を呼んでください。また,クレジットカードの暗証番号を聞かれても絶対に教えないでください。
【参考8】 コート等に汚れがついていると親切に教えるふりをして,被害者の注意が汚れに向いている隙に財布や鞄を盗むという犯罪があります。声をかけられたら立ち止まらずに「無視」し,人目のある安全な場所(ホテルロビーやお店等)に移動した上で汚れを確認してください。
【参考9】 観光地周辺では少女等が突然花を押しつけ,受け取った人を数人で囲んで花代を要求する(時には蹴ったり,鞄等に手を入れてくる)押し売りグループがいます。花等を突然押しつけられたら受け取らずに毅然と拒否してください。
【参考10】 外務省の「たびレジ」に登録すると,旅行期間中に緊急事態等が発生した時に安全に関する情報をメールにより受け取ることができます。また,外務省の海外安全ホームページでも滞在先に関する渡航情報を提供しています。  
たびレジ: https://www.ezairyu.mofa.go.jp/tabireg/
海外安全ホームページ: https://www.anzen.mofa.go.jp/
【参考 11】 携帯電話の電話帳に頼っていると,携帯電話を盗まれたり紛失した際にご家族等と電話連絡がとれなくなる可能性があります。連絡先は紙にもメモして保管することをお勧めします。

(問い合わせ窓口)
在オーストリア日本国大使館
住所: Hessgasse 6, 1010 Vienna, Austria      
電話:(市外局番01)531920
FAX:(市外局番01)5320590    
ホームページ: http://www.at.emb-japan.go.jp/