自分への愛情のかけ方

生活の知恵的な体調管理

筋トレの動画撮影とやる気

ずいぶん前に歩けなくなったおばあちゃんです。

 

デイサービスに行くのがいやでした。

 

自宅でもひざの痛みを理由に口ばかり動かすと家族に言われていました。

 

でも根性を出しました。

 

自分なりに足をあげる運動を疲れない程度ですが、

持続して頑張ったところ、

むくみも消え歩くことができるようになりました。

 

今日はその方の足の運動のやり方を動画に取りました。

 

 

「顔出ししないほうがいいよね。」

 

「もう年だし、出しても出さなくても同じだから出してください。」とお嫁さん。

 

当の本人は恥ずかしいけどやる気満々です。

 

一回目撮影開始。

 

「皆さん、おはようございます。これから足の運動をお見せしたいと思います。」

 

何の指示も出していないのにきちんとしたお話しが流れてきます。

 

ところが後ろの方で大きな声が入ってしまいやむなく中断。

 

二回目の動画撮影開始。

 

「こうやってするんですよ。」と片足をあげてお手本を示してくれています。

 

「自分のペースで疲れない程度に続けてください。」

 

きちんとした説明まで用意されていました。

 

この動画は近日中に公開予定の診療所のHPに載せていきます。

 

90歳超えた方がしっかり筋トレをすることで、

(一度動けなくなった身体を再度動けるように努力している姿は、)

高齢者だけど90歳未満の方にはやる気を引き出す強い刺激になると思います。

 

一人一人抱える問題は異なりますが、

その問題を超えた先に見えるものも出てきます。

 

今回は下肢の筋トレでしたが、

診療所のHPで元気のない田舎のお年寄りに向けて、

(インターネットの環境がないから無理やり見たくなるような環境にしていき)

元気が出ざるをえないような動画を撮っていきたいものです。

 

ちなみにおばあちゃんの下肢筋トレは以下の通りです。

①椅子に深く座りふらつき防止の体勢を取ります。

②両手を膝のわきにしっかり固定します。

③片方ずつ踵のところが直角になるようにひざを伸ばして1から5までを数えます。

④もう片方の足を同じようにあげて数を数えます。

⑤その運動を疲れたら休むで気が付いたら行うということでした。

 

いつももう死んでもいいんだという80歳のお父さんがまじまじと筋トレをするおばあちゃんの姿を見ていました。