四季の移り変わりと同じように、
秋になると木の葉が散るように、
年をとることで身体がいろいろトラブルに見舞われるのは仕方がないことなのかもしれません。
加齢によってのどの渇きがあまり感じられなくなり、
若いときに比べて水分が十分にとることができなくなります。
それをきっかけに、
血流の不順により、めまいが生じやすくなって、
立ちくらみからの転倒を起こしやすくなります。
(立ちくらみの原因はほかにもたくさんありますが、一番うっかりしてしまいそうなお話しをしています)
もう一つは食事内容の変化によって、
タンパク質が十分にとることができないことから、筋肉量の減少、下肢筋力の低下が生じて、
起立時の不安定感や、歩行時の転倒が生じやすくなる場合もあります。
どちらも転びやすくなった先には、骨のもろさが加わり、
骨折が起きてきます。
骨折は手首や、大腿骨、腰椎など。
何処を折っても痛みがひどく、動くことができません。
その間に再び筋力の低下や、寝たきり状態への移行が進みます。
刺激が少ない生活が長く続いたり、
反対にいつもと異なる環境の変化で、
物忘れがひどくなることが多いです。
ことのきっかけは、水分不足。
お水一日一リットルは取れていますか?
(ノンカフェインで常温のもの)
いつもと変わらない日常が続くようでいて、
着実に変化していく身体を感じる視点が必要です
あと注意してほしいのは嗜好品です。
カフェインの取り過ぎ、アルコールの取り過ぎ喫煙など、
いろいろ存在しますが、
一年一年身体は変化している事実を受け止めて、
微調整していきましょう。
脳に十分な栄養や酸素がいかない習慣はなるべくやめた方が元気でいることができると思います。
肺の病気で、酸素をいくら与えても肺がボロボロになってくるしさが増していく病気のお父さんが、こんなことを話していました。
「若いときに、ちょっとしたことで煙草を始めたけど、
こんな病気になるってその時に知っていたら吸わなかったかもしれないな。」
飲み会でお酒のあとに飲まれる煙草はとてもおいしいそうです。
「タバコすきなんだよな。」と言われながら煙を楽しむ人を見るとさすがに、その場ではそうだねとしかうなずくことしかできません。
でも、
私はそのお父さんの言葉が耳について離れません。
家族には煙草はできればやめてほしいなと強く思っています。