自分への愛情のかけ方

生活の知恵的な体調管理

3月は別れの季節、そして鳥の巣症候群の季節

卒業式帰りの学生が、

車の通らない田舎道を横一列に並びながら、

歩いていきました。

 

これから訪れる新しい未来に向けて希望を抱く子供たち。

見ている方もわくわくしてきます。

 

うって変り、

子供や孫が離れていくことで、

生きるすべをもぎ取られたように感じてしまい、

食欲低下や不眠を訴える人が多くなるのもこの時期です。

(鳥の巣症候群と呼ばれます。)

 

仕事で外に出かけることのできる男性よりも、

自宅で家を守り、自分のことよりも、

周りのことに力を注いできた女性の方ほど陥りがちです。

 

田舎では共働きが多く、小さな子供の面倒は祖父母が担当することが多いです。

 

小さなときから、目に入れてもいたくないくらいの可愛がりようで育てるのですから、

 

離れることを考えたら自分の身体が半分ちぎられていくような気持になるのかもしれません。

 

でもいい具合に、その頃から子供たちは反抗期という状態に突入しています。

 

もしかしたらこの別れを少しでも軽くするために、もうけられた

ものなのかもしれません。

 

家庭を守り、孫、子を育て上げる。

 

一昔前の女性なら当たり前のことですが、

人生の途中で離ればなれに生活することが必要になる現代には、

そぐわないことなのかもしれません。

 

だから、どうしても悲しくて食欲が出なかったり、眠れなかったり、外に出るのが辛かったりしたら、

お友達に甘えましょう。

 

美味しいものを食べましょう。

 

いままで周りにばかりあげていた愛情を自分にふりかけましょう。

たくさん、たくさん。気が済むまでやるのです。

 

それでもやっぱりつらかったら、気分が良くなるお薬ならいろいろあります。

 

お薬嫌いかもしれないけど、つらくて大変な時は一時的に使うこともありですよ。

 

もしこの記事を読んでいるあなたが、育ててもらった側の方でしたら、

時々自宅へ電話をかけてあげてください。

 

嬉しさ丸出しで電話で話したい家族が待っていると思います。

面倒だななんて言わないで、

今はスマホで顔も見れますから。

 

その時に少しだけ、

「元気にしてる?」って声掛けしてあげてください。

 お願いします。