自分への愛情のかけ方

生活の知恵的な体調管理

アリ地獄

病院勤務の後、今のところで仕事を開始したばかりのことです。

患者さんがいつ来るかわからないからと、

日常生活の効率化を図り、

すぐに出動じゃないけどそんな気持ちでかまえていたことがあります。

 

よーく考えれば、病院と田舎の診療所では、

来る層(いわゆるターゲット)が違うのに、

いらぬ行動の上塗りみたいなことをしていました。

 

そんなことを続けてあるとき、

気が付いたことがありました。

 

午前中元気バリバリ状態の時に会える方は、

どちらかといえば、(時間が自由な方が前提になりますが)

まじめに薬は内服されていて、

自宅でも血圧測定したりできている方が多いです。

 

反対に、夕方ぎりぎり、午後3時過ぎ、なんとなく中途半端な時間帯に見える方は、

 

うるさく言われたくない人が多い。

脛に傷持つ方も多い。

 

薬だけもらえればいいんだ的なひと。

 

仕事の関係で来れない人は仕方がありません。

 

そのため、

遠隔診療も併設してみましたが、

対象者の方はスマホを使えないという事実が障壁になります。

 

病院で働いていた時は思いもつかない、

いつ来るかわからない患者さんをアリ地獄のように待つのは、

集中力が途切れました。

 

何のためにこうしているんだと、

思い始めたこともありました。

 

もっと自分のために生きていれば良かったのですが、

他人軸で生きてきたためにぶつかった壁でした。

 

そこから発展して現在。

 

近所だからしぶしぶもらいに来てやってるという協力体勢を持つことができない方には、

お互いに人生の貴重な時間を共有するには残念なので、

その方がよしとする先生のところで見て頂くよう誘導し、

人数は減るけれど、過疎地で生きるべく自己管理する必要性について理解してもらえる方と協力していくようにしました。

 

協力的な方は、困ったことがあると、

すぐ相談してくれるため、対応がすばやくできます。

 

おもいもよらない問題が新たに発生しても、

協力して解決することが可能です。