自分への愛情のかけ方

生活の知恵的な体調管理

風邪にかかりやすい原因と追究と改善

風邪の罹患に関する要因と生活習慣という名目の研究(私の訳:風邪にかかりやすい原因追及)がなされていました。

 

神奈川県立保健福祉大学大学院保健福祉学研究科の柴田みちさんという方のお話です。

 

2007年に健診を受けた40~79歳の健常者3万9千人強の方のデータから得られた結果です。

 

 

自己申告による風邪への罹患しやすさ:

(Self-reported Predisposition Common Cold:SPCC)と各種条件について検討しています。

 

結果:風邪に罹患しやすい人達に見られる結果と条件

 

  1. 白血球数、血清ALT(GOT)が有意に高い。
  2. HDL-C(善玉コレステロール)と睡眠時間は有意に低かった。
  3. BMI23.0~24.9に対し、他のBMI群は有意に関連していた。
  4. 睡眠時間では7時間に対して5時間以下(短時間)が有意に関連。
  5. 飲酒では飲まないに対し飲むが有意に関連。
  6. 運動では低頻度の運動に対して運動しないが有意に関連。
  7. 食習慣では3食規則正しく食べるに対して、欠食あり、不規則で優位に高く、不規則かつ偏食が最もSPCCの割合が高かった。

 

感冒罹患に影響する症状および生活習慣の改善により風邪の罹患や重症化予防につながる可能性が示された。

 

改善への道:

1.睡眠を5時間以上とる。

2.アルコールは控えめに。

3.運動を定期的に行う。

4.食事はなるべくきちんとバランスよく食べる。

5.BMI25前後 の体重を維持する。

 

 

市民マラソンにおける心停止について

陸上競技と心臓

市民マラソンにおける心停止についてのお話がありました。

(臨床 スポーツ医学 加藤譲先生のお話し)

 

現在日本国内で行われているマラソン大会、ロードレースは一年間に2000件。

(フルマラソンでも約200件)行われているそうです。

年間100万人以上のランナーがフルマラソンを含めたロードレースに参加していることになりますが、

大会規模はそれぞれ異なり医療体制などについては運営側の方針に一任されていて、

すべての大会が万全な医療サポートを提供できているわけではない事実があります。

 

ロードレース主催者に対し2002年ロードレースの安全性を高めるため、

医療体制についてのお願いがなされています。

 

市民マラソンにおける死亡事故のほとんどが心室細動による心臓突然死であるため、

スタートやフィニッシュ地点および中間地点に除細動器を配置するように促されました。

 

ロードレースに参加するランナー自身の健康管理は各自に任されているため、

定期的なメディカルチェックなどなく大会に参加しているランナーも少なくありません。

ロードレース中に起こる急変自体の特徴は、

医療関係者が必ずしも近くにいるとは言えず、

誰かがその場で対応しなければならないことです。

 

人間の脳は低酸素状態に弱く、心停止からなにもせずに5分経過すると救命率は半分まで低下してしまいます。

発見者が判断して即座に心臓マッサージ(AED使用、BLS)を開始することが重要になります。

*BLS(basic life support)

コース沿いに配置される審判員や競技役員、ボランティアは緊急時に即対応できるように、

BLS講習会の受講を呼び掛け迅速な初期治療の普及に努めています。

 

調査期間中心肺停止例は27例。

全員が男性。

発生地点はレース後半に多いがバラツキも多いですが、

コース上のいかなる地点でも発生する可能性あり。

27例中1例死亡を認めたがそれ以外は心肺蘇生やAEDによって救命されました。

 

(倒れたご本人は救命されている間意識がないため、

知らない間に病院のベッドで寝ていたということになり、

たいへんなことが起きていたという切迫感が生じにくいです。

運よく命がつなげられた事をしっかり味わってほしいです。)

 

計算上心停止の発生はフルマラソン参加者10万人当たり1.5件。

以上このようなお話しでした。

予防として下記の10ヶ条もあげられていました。

 

 

ラソンに取り組む市民ランナー10ヶ条

  1. 普段から十分な栄養と睡眠をとりましょう。
  2. 喫煙習慣をやめましょう。
  3. メディカルチェックを毎年受けましょう。
  4. 生活習慣病がある方はかかりつけ医とよく相談しましょう。
  5. 計画的なトレーニングをしましょう。
  6. 気温、湿度に適したウェアの着用と、適切な水分補給をしましょう。
  7. 胸部不快感、胸痛、冷や汗、ふらつきなどがあればすぐに走るのを中断しましょう。
  8. 足、ひざ、腰等に痛みがあれば早めに対応しましょう。
  9. 感想する見通しや体調に不安があれば、やめる勇気を持ちましょう。
  10. 心肺蘇生法を身に着けましょう。

ミクロソトフ 混合栄養生物

ミクロソトフ 海を支配するミクロの植物怪獣

 

いつもならブックオフ行きのサイエンス。

お花畑になる前の父が取り寄せていました。

今まで聞いたことのない単語「みくろそとふ」、

間違い「ミクロソトフ」。

 

動物のように捕食をし、

植物のように光合成をする生き物。

混合栄養生物と言われる範疇のものみたいですが、

なんだかプランクトンの世界にも鯨や魚に食べられるだけではない、

厳しーい世界があるようです。

 

何となくかわいい感じのイメージのプランクトンですが、

ほとんどが混合栄養生物と言われる存在であるそうです。

 

光合成と捕食で生きているハイブリット生物。

捕食だけで生きている場合よりも、

光合成で栄養補給できるためよりリスクに柔軟に対応できるのです。

 

融通の利く利点は、幼魚の餌としての安定性が図れること。

悪影響が懸念される点は有毒な藻類の異常発生を引き起こして、

貝のふ化場を閉鎖に追い込んだり魚の大量死を招く場合もある事です。

 

しかし全体から見たこれらの存在は、

海水に含まれる二酸化炭素を除去する機能を持つため、

地球温暖化の一因となる世界中の炭素濃度が高くなることを防いでいてくれた可能性があります。

また沿岸海域では漁業に大きな影響を及ぼす可能性があります。

混合栄養生物は夏期にもっともおおいプランクトンである事が、

シュミレーションによって判明しています。

純粋な植物プランクトンは春に増えた後は減少してしまうため、

ひ弱な稚魚は植物プランクトンに頼れません。

しかし、混合栄養生物は夏期にも存在し、

この期間に良質で栄養豊富な食物として稚魚を支えてくれます。

 

Aditee Mitra 先生のお話しでした。(英ウェールズにあるスウォンジー大学の生物科学講師

 

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日経サイエンス 2018/7月号より

カキと椎茸のバター炒めの卵焼き添え

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カキと椎茸のバター炒めの卵焼き添え

 

今日見えた患者さんのお勤め先に急遽お邪魔することになました。

 

作業現場と特急品の椎茸や規格外の椎茸の違いなど教えていただきました。

 

自然豊かで山の奥にある集落ですが、

そこからなんと築地や東京の料亭に搬送される現物も見せていただきました。

日本一高値が付いた椎茸を出荷したこともあるそうです。

身近なところに日本一が隠れていました。

 

菌床作成は男性の仕事で椎茸の包装は女性の仕事で分担されているそうです。

 

飛び込みの形でお邪魔したのに帰りにはしっかり規格外だけど、

飛び切り茎が太く肉厚なおいしそうな椎茸をいただいてしまいました。

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 味は特急品と同じだそうです。

 

ええ、だから今日はその椎茸を使っての蛋白質多めの

(息子たちに言わせると)

変わったお料理を作ってみました。

だから今日のは読むだけにしてください。

 

 

材料:二人前

かき:大き目の粒が6~8個入っているもの(たまたま冷蔵庫で見つけたもの)

椎茸:大き目のもの一本

バター:20グラム

おからパウダー:適宜

日本酒:適宜

 

作り方:

  1. 椎茸は茎もそぎ切りにして薄く切る。
  2. かきに塩コショウしておからパウダーをまぶす。
  3. バターをフライパンにおいて弱火で溶かす。
  4. 椎茸を入れてバターでいためる。
  5. 椎茸を寄せてかきを表面に焼き色を付ける。
  6. 椎茸とかきを寄せて空いたところに卵をおとす。
  7. 日本酒を入れてフライパンに蓋をして蒸す。
  8. 卵は半熟状態の黄身に仕上げる。
  9. お皿にかきと椎茸をよそい卵焼きを上にのせる。
  10. 食べるときに黄身を割って絡ませながら食べる。

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電磁波過敏症の人達の存在

電磁波過敏症の人達の存在

 

去年の秋に初めてモバイルWi-Fiを購入して、

その便利さに舌を巻いていた私には少し引っかかった問題です。

ずいぶん前から高圧電線の下や電子レンジの電磁波について注意を促す記事を目にすることがありました。

スマホを使用する前は特に気を付けていましたが、

いざスマホやノートパソコンを利用し始めたら便利さ優先で行動しています。

世の中には電磁波にも過敏な人達の存在がある事をWi-Fi(そのほか電磁波を発生するもの)を使う場合には気を付けなければなりません。

さっそく行ったのはWi-Fiをつけっぱなしにしていたのを、

一日の終わりには消すことにしました。

 

Newsweek(2018/05-29)のPicturePowerという記事からです。

 

Key Word としては、

 

電磁波過敏症 Wi-Fiや携帯電話が放出する電磁波で命が脅かされていると主張する人々の存在

 米ウェストバージニア州グリーンバンクに避難してくる患者コミュニティ 

不感地帯 電磁波を封鎖している 電磁波望遠鏡グリーンバンク望遠鏡による宇宙観測を防ぐため 

グーグルが世界中にWi-Fiを張り巡らせようとしている 

銀線維の布で予防しながら生活している人も存在する 初期症状: 肌荒れ、睡眠障害、神経痛、動悸

 

彼らは現代社会から追放された一種の難民なのか?それとも危険をいち早く察知して継承を鳴らす炭鉱のカナリアなのか?

 

http://book.jiji.com/igaku2006/info/health_17.html

 

https://www.denjiha-honpo.com/

 

 

 

 

 

 

現在流行中 流行性角結膜炎

www.yomiuri.co.jp

梅雨前ですし、まだプールが解禁されている時期ではありませんが、

こんな記事が飛び込んできました。

今から流行してたら最寄りの時期にはどんなことになるのかというおかみの判断でしょうか?

 

眼科の授業で現場で対応しなければならない疾患としてしっかり覚えよ記憶せよと指導受けました。

眼科ではありませんが知っています。

 

①ウイルス性によるものでものすごい感染力である事。

②うつらないよう手洗いの徹底。

③手拭き用のタオルの個別化もしくは紙タオル化。

④入浴時には別個に入る。(順番も最後に)

 

眼が(白目のところ)真っ赤になり、

涙が流れて止まりません。

痛みを伴うこともあります。

炎症がひどいと角膜(黒目)に濁りが一時的に残り、

治癒するまでに2~3か月かかる場合もあります。

 

今年の夏はかなり前から暑いぞー体力保持のために栄養補助食品を飲むんだぞーと、

お年寄りには声かけてきてましたが、

この流行性角結膜炎は子供に多い病気で同居家族に拡散しやすい病気です。

夏休み、部活動、旅行、塾、その他たくさん計画されていることがあるでしょう。

大人も仕事でヘロヘロですが子供もいろんな流れでヘロヘロです。

家族みんなで今からしっかりバランスの良い食事、睡眠、運動で、

夏に向けて準備していきましょう。