自分への愛情のかけ方

生活の知恵的な体調管理

寒い時期のストレス

今日は連休前と土曜日のためなじみの顔のほかに、

久しぶりにお会いする人が混じっていました。

朝診療所のカギを開けに行こうとした矢先、

自宅玄関のガラス越しに一人男性が待っています。

今日は少し寝坊してしまったのでマズイと思いながら戸をあけました。

すると目に入ったのははだしでサンダル履きの様子。

まだ寒いのに、血圧の薬飲んでるのに、

「靴下はいてこなかったのーーーー!!!」と叫んでしまいました。

「今日しか来れないからとにかく早くきてみたんだ。」というお答。

月曜日から金曜日まで朝早くから夜遅くまでの勤務です。

ストレスから晩酌も週一回の休肝日で頑張っています。

「土曜日休みが多くてごめんね。今開けるからね。」と言って、

番号札を手渡しました。

 

さてとにかく今週は雪が降り積もりました。

海岸近くですら道路が凸凹するくらいに積もった為、

山沿いの地域では屋根の雪下ろしが大変なくらい積もりました。

 

先日見えたばかりのお父さん。

この方の住んでいる地域も雪が多く降り積もります。

 

いつになく大雪の毎日。

除雪を頑張りました。

以前から頑張りすぎて痛みどめも内服していた方です。

(整形の先生に処方受けていました)

今日は胃の調子が悪いということで見えました。

朝方と夕方のお腹がすいた時間になると、

みぞおちがしくしく痛むそうです。

 

(空腹時の心窩部痛=胃潰瘍は昔のテストの山でした。)

 

便の色は悪くないそうですが、

10年前と違い加齢によるいろいろな病気のため内服している薬に、

血液をサラサラにしてくれる成分が含まれています。

ご自身の判断で血液サラサラは中断されていました。

ここ数年雪が少なく冬期間は穏やかな時間を過ごすことができていたのに、

突然の大雪。

思わず自らの現状を超えてしまう労働をしてしまいました。

鎮痛剤+血液サラサラにする薬+過労+寒さ(脱水:水分摂取量の不足と除雪時の発汗過多)→消化器症状

 

良かれと思って内服しているお薬が状況によって悪さします。

 

変だなと思ったらかかりつけの医院や薬局に相談してください。

 

一時的に中断すべき薬を確認してください。

 

寒さは思う以上に身体からエネルギーを奪います。

免疫力の低下も起こりやすくなります。

早く雪が溶けてほしいと思いました。

 

鶏のネギソース(肉編)

タンパク質を取りましょう(肉編)

<鶏のネギソース>

材料:4人分)

鶏もも肉・・・一枚(観音開き:真ん中から左右に開く開き方)

調味液・・・酒、しょう油・・・各大さじ1

      ごま油・・・小さじ1

調味液をバットに用意して鶏肉を入れて手でもみこみ、

後から卵小1個を割り入れてさらにもみこみます。

そのまま室温において味をなじませます。

(この下味はとても大事なことです。忘れないでください。)

 

 

ネギソース:長ネギ・・・1/2本(みじん切りにする)

            酒、しょう油・・・各大さじ2

            砂糖・・・大さじ1

            ごま油・・・小さじ2

(前の晩に作っておく方が味に丸みがつきます。)

付け合わせの野菜:チンゲン菜:一人一株として根本に十文字の切込みを入れ、

たっぷりの熱湯にごま油を大さじ1と塩少々をおとして茹でざるに広げて冷まします。

 

鶏肉に片栗粉を真っ白になるまでまぶします。

中温の油でからりとあげます。

鶏肉を鍋いっぱいに広げるようにしてあげるとよいです。

 

これを食べやすい大きさに切ってねぎソースをじゅっとかけます。 

 

城戸崎愛さんのレシピです。

子供たちが喜んで食べてくれたレシピです。

ぜひ試してみてください。

      

 

命の確認

今朝も寒い朝です。

診療所の鍵を開けに行くともうガラスバリの内玄関に人影が見えました。

一人暮らしのお母さん。(80代)

なんでもできて元気て勝気なお母さんです。

番号札をもってすぐにお家に戻るのかなと思ったら、

話しを聞いてほしい感じです。

「うちのお父さん、遠くの病院から近くの病院にうつった。」とのこと。

二人暮らしで毎日1万歩をあるき畑仕事を一生けん命されていました。

去年の暮れにお父さんが倒れお母さん一人暮らし。

いつも二人での受診が一人きりです。

デイサービスにもまだ行かなくて大丈夫といわれます。

 

ずいぶんから診療所や病院のサロン化が叫ばれて、

悪名高く週刊誌に取りあげられました。

しかし田舎では自然な流れでサロン化する場所がここ(診療所)しかないのです。

 

数年前までのおかあさんなら、

自分の行動は正しいとこちらの話にはあまり耳を傾けてもらえませんでした。

 

でももう放っておくことはできません。

 

デイサービスに通えるようになるまでこちらで見守ります。

女性の場合はお話しすると何とかなります。

 

一番大変なのが元大黒柱で頑張ってきた家庭内のどん。

お父さんです。

具合が悪くなっても少しお花畑になったとしても、

今までのしがらみで他の家族のいうことなんてお構いなし。

もちろん通院も嫌になったら自己判断でやめてしまいます。

自分の人生なのだからそれでよいといわれますが、

介護する家族が大変です。

私の力では支える限界域を超えてしまっても、

今はベッドをたくさん持つ病院もちかくにあります。

ありがたいことです。

近所だから前見てもらっていたからの関係だけでなく、

今一番適切な行動をとるべきです。

自宅で好きなように暮していたら動けなくなった。

食べられないから点滴してくれは、

もう20年前に私のほうでは卒業しています。

 

お互いに協力していかなければはっきりいって資源(医者という人生や人間)の無駄遣いです。

 

冷たいように聞こえるけれど20年前から自分の体調管理をしっかりしていこう。

お水を飲んで血管が詰まらないようにしよう。

便秘を気を付けて、運動も毎日簡単にできるものと叫んできました。

 

うるさがられ薬だけ出せばいいんだの患者さんは離れました。

 

身体のことばかり叫んでいて面白味がなかった事はごめんなさいです。

 

でも100歳までいきるとなったら、

父の入院もきっかけで楽しく生きように方向転換少しだけしました。

 

毎日身体の心配で生きるのではなく、

ある程度の体調管理は前提条件としてすべて医療サイドにお任せするのではなく、

いろいろなところから聞こえてくる健康情報を参考にしながら、

人生の振り返りや子や孫へ伝え残したい事を再確認していくことで、

毎日が宝物探しみたいに楽しく生きることができるようになります。

 

今まで山あり谷ありの人生を頑張って生きてきたわけです。

 

そんなに簡単にあっちの世界には行けないですよ。

 

大黒柱で頑張ってきたお父さん(特に)、ある程度の年になったら、

子供たちのいうこと聞いてあげてくださいね。

それが家庭円満のこつです。

今日は朝から命の確認通院情報でした。

 

中国風白菜鍋(肉入り)

タンパク質を取りましょう(肉編)

 

 こちらはかの名だたるDANCHU投票で常にトップを走ってきたお料理です。

何度作っても美味しい。

 

ではいきます。

 

ピェンロー(扁炉:中国風白菜鍋)

 

材料(5人分)→40分で完成(②以降の手順)

 

白菜・・・一株(うんと寒くなって上手くなった白菜を使用する)

干しシイタケ・・・50グラム

豚バラ肉(薄切り)・・・500グラム

鶏もも肉・・・500グラム

春雨・・・1袋

ごま油、塩、一味唐辛子・・・適宜

べったら漬け・・・適宜

 

作り方

  1. 大き目の鍋(直径30cm,深さ12cm)に水をいれ、干しシイタケを一晩つけてだしを取る。
  2. 汁を絞りながらシイタケを取り出し、軸をのぞいて食べやすい大きさに切る。
  3. 水を足した鍋を強火にかけ、シイタケを鍋に投入。
  4. 白菜を縦半分にきり、5cm程度の幅にザクザクと切る。
  5. 白菜の下半分の硬いところは先に鍋にどんどん入れてしまう。
  6. 豚バラ肉を6~7cm幅に、肉をほぐしながら入れる。
  7. 鍋が沸騰してきたら、肉をほぐしながら入れる。
  8. ここでごま油を一周半、のの字に回しかける。
  9. 春雨は、ぬるま湯で戻す。その中にはさみを入れて二等分すると飛び散らない。
  10. 続けて残りの白菜を山盛りにいれギュッと抑えるようにして蓋をする。白菜から水分が出るから。
  11. だしが足りないようならここで湯を足すといい。が、ここでひたひたである必要はない。
  12. 後は蓋をしたまま40分、コトコト煮るだけ。この間に塩と一味唐辛子ピエンローに合う紹興酒等を食卓に用意。
  13. 食卓の準備ができたら春雨を入れる。ひと煮立ちしたら出来上がり。
  14. 最後にもう一度ごま油をかけよう。ごま油以外の味付けをしないのが元祖・河童さん流のつくり方。

 

食べ方だけにルールがあります。

  1. 自分のお椀に少し多めの塩と好みで一味唐辛子を入れる。
  2. 鍋の汁をすくい入れて塩を溶く。これで準備万全整いました。
  3. さあ食べましょう。
  4. 汁に鍋の具を入れて食べていきます。
  5. 汁が美味しいので飲みたくなるが、これを極力我慢して、大切にとっておく。締めの粥にスープが必要だから。
  6. 具を綺麗に食べ終ったらご飯と塩を入れて粥にする。卵を入れずに塩だけで作ること。
  7. 粥にはべったら漬けが好相性です。

除雪のちの帯状疱疹?

今日は二人帯状疱疹の方が見えました。

 

お二人とも先日の大雪の時に半日除雪をしたそうです。

 

普段はそんな力仕事はしていません。

 

内陸のもっと大雪で困っている一人暮らしのお家の方は、

若い学生さんが除雪をしてあげている画像がテレビで流れてきていました。

 

中途半端に自分でやってしまえるからこその悲しい部分があります。

 

帯状疱疹の治療薬は腎臓に負担がかかります。

血液検査で腎臓の機能のチェックを同時に行います。

 

水分が十分に普段から取られていたらだいたいOKです。

 

今年は静かにしんしんと降る雪と、

大風吹き荒れながら行き先真っ白状態になる雪との二刀流で大暴れしています。

 

寒波が二重にきて久々の寒さの中除雪をしなければなりませんでした。

 

寒さと肉体労働。

思った以上のダメージを受けたのです。

 

50代過ぎてからは注意しないといけません。

 

帯状疱疹の怖いところはその初期症状だけで済まない場合がある事です。

 

後遺症として有名な神経痛。

 

症状は人それぞれですが人生の後半に思いもがけない痛みと共に生きていかねばなりません。

 

「人にはわかってもらえない痛みなのよ」と、

間近にその後遺症で苦しんでいる方のお話しを聞くたびに、

とにかく過労は気を付ける様言われているような気がしています。

 

あらかじめそのような後遺症を起こさないように、

ワクチン接種もお勧めされています。

 

医療サイドの人間である私はもうすでに接種してしまいました。

 

「予防はやっ!」と言われてしまいそうですが、

油断しその状態になってしまってからでは遅いのです。

動けなくなってからでは遅い。

 

(これは入院中の父が良いお手本です。)

 

しっかり栄養をとり、筋トレもしながら体力を付けつつ体調管理しなければなりません。

 

そんなことぐらい当たり前でしたら失礼?

 

 

 

 

オーガニックスクランブルエッグ(bills)

タンパク質を取りましょう編

買い出しに出かけてみましたが、

雪の降り方が激しくなり積もらないうちに退却。

冷蔵庫のあまりものでも作れました。

思った以上に美味しかったです。

 

材料(一人分)

卵・・・2個

生クリーム・・・70~80ミリリットル

バター・・・10グラム

塩・・・一つまみ

 

作り方

1.ボウルに卵をわりいれ、泡立て器で黄身と白身を完全に混ぜる。

2.生クリームと塩を加える。(舌触りと風味のもととなる)

3.  泡立てないように気を付けながら、滑らかになるまで泡だて器で混ぜる。

4.フッ素樹脂加工のフライパンを強火にかけ、バターをフライパン全体に広げる。

5.バターが溶けきる前、フライパンが軽く温まったところに、3の卵液を入れる。

6.20~30秒、周りに泡がふつふつとし始めるまでそのまま放っておく。

7.木べらを縁から大きく、やさしく動かし、卵を真ん中に寄せる。

8.さらに木べらを大きく動かし、手早く卵を振らパンの端に丸くまとめる。

9.大き目に形作ったら出来上がり。素早く皿に盛りつける。

 

決してスクランブルしすぎてはダメ。大きく優しく動かしてとのことだそうです。

牛すね肉の赤ワイン煮込み

 

タンパク質を取りましょう編

 

<牛すね肉の赤ワイン煮込み>

何とも美味しそうな響きです。(今日見つけたDANCYUより)

 

調理時間が前日10分+4~6時間ですが

圧力鍋で対応したら味を極める人以外はもう少し手軽にできるのではないでしょうか?

 

必要な道具:

・煮込み用鍋(圧力鍋でもいいと思う):20cm前後、やや厚手のもの。

・フライパン、

・小鍋(つけ汁用と仕上げ用)

 

材料:牛すね肉(塊)・・・1キログラム

・赤ワイン…300ミリリットル+600ミリリットル

              (こちらを紹介したシェフのお勧めは

    カベルネ・ソーヴィニヨンだそうです。) 

・塩・・・10グラム(肉の重さの1%)

・サラダ油・・・大さじ一杯

・強力粉(なければ薄力粉)・・・大さじ一杯

・鶏ガラのスープの素・・・5グラム

・水・・・500ミリリットル

 

仕上げ用

・赤ワイン・・・200ミリリットル

・黒コショウ(粗びき)・・・適宜

・コニャック(好みで)・・・小さじ1/2

 

作り方:

(前日)牛肉は10cm角に切る。

密閉容器に入れ、赤ワイン300mlに漬け、

冷蔵庫に一晩おいて風味を付ける。

(このつけ汁は後で煮汁に使う)

 

(当日)

  1. 肉をとりだして一切れずつ塩をふり、

 丁寧によくもみこむ。

中まで塩が入るように、そのまま室温に一時間ほど置く。

 2.フライパンにサラダ油を強火で熱し、①の肉を並べて焼いていく。

 3.濃い焼き色が付いたら上下を返し、側面までしっかり焼いて、焦げ付きそうになったらサラダ油(分量外)を適宜足すとよい。

 4.全体に濃い焼き色が付くようにする。

 焼いている間に、つけ汁のあくを取る。あくがふんわり固まってきたら一気にすくいとり、キッチンペーパーを敷いたざるを通してこす。

 5.小鍋につけ汁を入れ、ひと煮立ちさせてあくを引き出す。

 6.煮込み用鍋に③の肉を移して強火にかけ、全体に粉を回すように木べらで混ぜ合わせる。肉がパサつかず、しっとりと仕上がる。

 まんべんなくまぶすように混ぜること。

 *ポイント* 粉を加えることで煮汁にとろみがついて、肉のうまみが流出しにくくなる。

 7.強力粉を振り入れる。

 8.粉がまんべんなく全体に回ってうっすら色づいて来たら、

あくを取り除いた④のつけ汁と、残りの赤ワイン600ミリリットル、水500ミリリットル、鶏ガラスープの素を一気に加える。

 

 9.沸騰したら、最初に出てくるあくをしっかりよせて一気に取る。

 10.煮込み(3~4時間)→圧力鍋にしてもよいと思う部分。途中肉が知るから頭を出すようなら適宜水(分量外)を足す。

 11.弱火で蓋をせずに3=4時間煮込む。

 12.肉に串がスーッとさすようになったら火を止める。

 13.煮汁に手を入れられるくらいの温度までそのまま冷やす。

 14.仕上げ:赤ワインを「ミロワール」にする。約10分の1になるまで煮詰める。

 15.小鍋に仕上げ用の赤ワインを入れ強火にかける。

 16.⑪の煮汁を一気に加え、ミロワールを煮溶かす。*ポイント*光沢が出て、こびり つく寸前の照りと艶のある状態をさらに美味に仕上げるひと手間。

ミロワール(鏡のよう)という。

 17.ソース(煮汁)を好みの濃度まで煮詰めていく。

 18.味を見て黒コショウと、好みでコニャックを加え、すぐに火を止める。

 19.皿に肉を盛り、付け合わせ野菜を添え、ソースをかける。

  *付け合わせの野菜* ジャガイモのソテー、玉ねぎのソテー等。

 

作る時間、材料をしっかり準備してから出ないと、取り掛かれない作品ですが、

書いているだけでよだれがあふれてきました。

絶対に作る。(いつ?)